2017年9月13日水曜日

正義のヒポポタマス(?)

http://karapaia.com/archives/52245643.html
北朝鮮への石油禁輸をはじめとした安保理決議は、ロシア・中国とアメリカの妥協によって、全会一致の比較的ユルイものとなった。私は、これでいいと思っている。日本が戦争に引きずり込まれるよりははるかに良い。アントニオ猪木も国連事務総長も、プーチン大統領も、米大統領のまともな側近の軍人も、よく頑張ってくれたと思うのだ。正義はどこにあるのか?不幸になる人間が最少限であることが、今回の正義ではないか。予防戦争なんて迷惑の極みである。

ところで妻は、WEBで面白い記事を見つけるのが趣味になっているようだ。先日も変な記事を見つけてきた。南アのクルーガー国立公園で、ワニに襲われたヌーを2頭のカバが救ったという記事だ。うーん、凄いな。正義のヒポポタマス。
http://karapaia.com/archives/52245643.html

私はケニアで、ピーター・オルワ氏に「カバが一番恐ろしい。」と習った。ピーター・オルワ氏は、実は日本の動物の専門学校の非常勤講師でもあり野生動物観察のプロでもあった。記事もあるが、おそらくこれはカバが縄張りを主張した行動であろうと思う。だが、実際には、ヌーを救ったように見えるのは間違いがない。弱肉強食の野生動物の世界では、正義など当然存在しないのだろう。

ところで、今回の北朝鮮の制裁に関しては、2頭のカバの役目をロシアと中国がしたような感覚が私にはある。もちろん、カバはカバなりの立場と利益があってこその行動だと思う。ちなみに救われたヌーは北朝鮮ではなく、日本と韓国、あるいは世界経済そのものである。
ではワニは…?

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