2016年12月14日水曜日

IBTの話(62) F38の授業を覗く。

貸し出した地図帳
先日帰国時に激励した浪人生のA君から、滑り止めで受けた私立のK大学に合格したとメールがあった。着実に力がついてきたことの表れである。人気の高い大学で、決して簡単に合格できる私大ではない。センター試験・その後の前期試験までアルファー波で頑張ってもらいたいと思う。

さて、IBTである。今週は国費生の修了試験があって、地歴・公民の試験は昨日今日で終了した。詳細についてはブログでエントリーできないほど、重みのある試験である。

採点をしていたら、隣のT先生が、5限目にF38(今私が教えている生徒の下の学年にあたる)の文系の私費生クラスで初授業を行うとのこと。地図帳を貸し出したり、プロジェクターを用意したりと一人では大変なので、私も覗きに行くことにした。いずれ、彼らに私も公民を中心に教えることになるし、どんな生徒がいるのか知りたかったというのもある。(日本語能力がまだまだ政治・経済を学ぶには厳しいので、まずT先生に地理を中心にやってもらうことになっている。)

なかなか元気なクラスであった。F36の私費生のAクラスは、極めて真面目で静かなクラスだったので、少しばかり雰囲気は違う。T先生の醸し出す、社会科を共に楽しく学んでいこうという雰囲気もあると思う。一人ひとり自己紹介をして、その都度地図帳を貸し出していく。1年間使うものだ。

やはりと言えばやはりなのだが、自己紹介を聞いていると、ほとんどの生徒が日本語を学ぶきっかけは、日本の漫画やアニメ、そしてTVドラマなどであった。これは、F36の生徒にも共通しているし、前々任校のアメリカの姉妹校の生徒とも共通している。(笑)彼らの読んでいる漫画やアニメの名前は私の知らないものばかりだった。(笑)

私も少し自己紹介した。来年のEJUで160点を取らせたい、とちょっと風呂敷を拡げてみた。その時の彼らの真剣な顔は、やはりIBTの生徒の顔だった。来年度も大いにロマンをもってやれそうだ。

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