2016年12月5日月曜日

IBTの話(56) 1月の私費生講義

20か月コースの私費生は、今週で授業は終わりになる。12月22日に卒業式を行う予定になっている。その後、希望者限定で、国立大学の入試対策が1月から始まる。私は、理系の生徒に、社会事情という名の小論文のための講義を3回行うことになっている。今日は、授業の合間に、そのコンセプトを練っていた。工学部に進む生徒に国立大学は何を問いかけるのだろうか?これまで、産業革命以後の発展や人口、環境などの問題を問いかけてきたようだ。

私が大学側なら、「持続可能な開発」とは何か?を問いかける。これは、グローバリゼーションとも、領域国民国家とも大きく関わってくる。環境問題も、エネルギー問題も、貧困の問題、格差の問題とも関わってくる。

これらをチャートにしつつ、およその構想を練っていたのだった。その内容を3回の講義で整理することにした。校長先生に、その旨を伝えると、大変喜んでいただいた。

まあ、あわてることはない。じっくりと時間をかけて整理しようと思っている。時間数が少ないという事は、それだけ学習内容の精選が必要だという事である。相手は、社会科学から長く離れている理系の生徒である。大いに悩みながら指導計画を練るつもりだ。こういう新しい取り組み、実はワクワクするのだった。

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