2015年3月4日水曜日

現代アフリカ経済論を購入する。

京橋に所用があって、久ぶりにK屋書店に寄ったら、「現代アフリカ経済論」(北川勝彦・高橋基樹著・ミネルヴァ書房/昨年10月15日発行)を見つけた。この本は、現代の世界経済シリーズ(全9巻)の1冊であるようだ。著者の北川氏は関大の経済学部教授。高橋基樹氏は神大大学院教授。ともに関西在住である。

パラパラとめくってみて、購入の最大のきっかけとなったのは、詳細なデータである。たとえば、2008年~2010年の製造業・鉱業の対GDP比など、凄い。鉱業のGDP比がすこぶる高いのは、赤道ギニア(69%)、コンゴ(68%)、アンゴラ(51%)、ガボン(50%)などで、レンティア国家であることが一目瞭然である。製造業のGDP比が高いのは、裁縫業が盛んなモーリシャス(19%)より、スワジランド(45%)である。スワジランドは、南アがアパルトヘイトの経済制裁を国際的に受けていた頃、南ア企業が進出したことは知っているが、ここまでだとは思わなかった。

こういう意外なデータを見せ付けられると、さらに向学心が沸き起こる。ゆっくり読んで、高校生のためのアフリカ開発経済学テキストの次のバージョンに活かしたいと思うのだ。

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