2015年3月13日金曜日

マダガスカルの干ばつ

http://www2m.biglobe.ne.jp/~ZenTech/world/kion/Madagascar/Madagascar.htm
AFP電によると、マダガスカル南部の村々では、昨年10月から2月までの干ばつの影響で農作物が壊滅的な被害を受けたようである。WFP(世界食糧計画)による食糧援助で12万人前後がかろうじて飢え死を免れたという。

マダガスカルの気候は、おおまかに言って島全体には熱帯に属する。中央に高原地帯があって東部は雨量が多いのだが、西部は乾季と雨季に分かれるサバナ気候(Aw)である。しかも西部は南に下がるほど降水量が少なくなる。西北部は1500mmだが、西南部は500mmの場所もある。500mmといえば、乾燥帯のステップ気候に近い。干ばつの脅威にさらされやすいわけだ。

農業を行うには、きわめて過酷な条件であると言っていい。有効な農業政策を政府が怠っているという批判も出てきている。マダガスカルは、いろいろな面で注目が集まっている国だ。このような事態は、大きなマイナスである。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150313-00000035-jij_afp-int

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