2015年3月30日月曜日

現代アフリカ経済論 学習ノート1

何度か名前の出る最貧国ブルンジの人々の画像 http://vpoint.jp/photonews/39575.html
「現代アフリカ経済論」(北川勝彦・高橋基樹著・ミネルヴァ書房/昨年10月15日発行)を半分くらい読み終えた。ボチボチ、学んだことをエントリーしていこうと思う。この本は、これまでの私のアフリカ開発経済学の研鑽内容ををかなりの部分で補完してくれている,ありがたい本だ。

ちなみにこの本の構成を示しておく。なかなか興味深い構成になっている。
序章は「アフリカとはどのような大陸か」で、地理・自然、言語・民族・宗教、自然環境・人間社会といった基礎的な内容が書かれている。 
第一部は「アフリカ経済と世界史」である。近代以前、植民地支配とその遺制、独立後の政治経済体制、アフリカ経済の現状ろその「質」ろなっている。
第二部は、「経済のグローバル化とアフリカ」で、産業と貿易、企業と直接投資、金融の役割、グローバル化とりジョーナル化。
第三部は、「社会の変容とアフリカ経済」となっていて、社会変動と人間の安全保障、アフリカのイスラーム経済、アフリカの民主化、開発援助の変遷、そして終章となっている。

今のところ、第二部の企業の役割のところまで読んでいるのだが、今日は極めてベーシックな印象の強い序章で発見した箇所をエントリーしようかと思う。

地理的な部分では、土壌の箇所がこれまでの私のアフリカ農業への理解を補完してくれた。
大地溝帯の火山の裾野には肥沃で降雨に恵まれた高地が広がっている。カメルーンの火山から流出した溶岩地層も比較的肥沃である。一方、赤道地帯の土が貧弱である。この理由は、激しい雨と高い温度のために肥沃度を保つのに必要な土壌の鉱物や腐葉土が破壊されてしまうからである。サバンナの土壌はそれに比べれば肥沃だが、交互に訪れる雨季と乾季は土壌をやせて固いラテライト状にしてしまい、また過耕作や過放牧のために土壌浸食が進んでいる。

言語に関して、ほとんどすべての国民が同じ第一言語を話す文化的に同質性の高い国として、はブルンジ、ルワンダ、レソト、スワジランド、ソマリアとモーリシャス以外の島国が挙げられるそうだ。ブルンジとルワンダは意外だった。ブルンジは、ルンディ語、ルワンダはルワンダ語である。

人口増加率に関して、特に急速な国は、ジブチ、コートジボワール、ケニア、ウガンダ、ニジェールなどであるが、ジブチ(50年で11倍)、コートジボワール(同じく5倍)は近隣諸国からの人口流入が大きく影響している。ケニア他3国は出生率と死亡率の急速な低下が強く作用していて、年平均3%の増加であるが、モーリシャス、セーシェル、カーボヴェルデ、レソトなどは1%台で南アジアより低い。

28のアフリカの国で都市人口が1960年と2010年の間に10倍以上に増加している。ボツワナでは75倍にもなっている。その他、モザンビーク、ルワンダでも30倍、アンゴラ、ガンビア、レソト、スワジランド、タンザニアでも20倍に増加している。最も都市人口比率が高いのはジブチ(88%)とガボン(86%)で18の国で都市居住者が人口の半数を超えている。一方。11%のブルンジや13%のウガンダなど14カ国の都市人口は3割にも満たないのだという。

…なかなか面白い資料だ。こうしてアフリカの国名を書き記しているだけでハッピーになる。(笑)

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