2013年8月28日水曜日

模擬店は「海の家」 その2

1学期のバズ・セッションの様子
新学期初日は、中学生の体験入学が午後から行われる関係で、3時間だけの授業だった。しかも3限目はLHRだった。我がクラスでは、模擬店の海の家の飾り付けのための打ち合わせに使った。

授業前、3年生の担任のM先生と話す機会があった。M先生は、昨年も3年担任をしていた。2年連続で大変だと思う。昨年は元気あふれるクラスで、私が1年担任の時の団をリードしてくれた。それに比べて、今年は「やりやすい生徒たちです。」と、喜んでおられたのだが、さてさて団活動に関しては、あまりうまくいっていないらしい。朝から体育祭のダンスの練習をしているとのことで、何人集まっているか見に行くのだそうだ。「こんな事は7年間本校にいますが初めてです。」とのこと。3年生は、1・2年生を引っ張っていかねばならない。特に1年生に、本校の祭りはこんなに凄いんだということを見せる必要がある、とM先生は考えているとのこと。全く同感なのだが、恐ろしくペースが遅いので大変心配されていた。「少なかったら朝から叱りつけるつもりです。」とM先生。

私は、1・2年生で生徒に、イベントの段取りを徹底して教えておきたいと思っている。今日のLHRでも、来年のために教えておきたいことを伝えた。それは「勝利からの逆算」である。

黒板上で決まった装飾デザイン
1学期中に、装飾のデザインは決まったので、今日はまず、生徒自身で装飾のパート担当を自由に決めてもらった。クラブで忙しい生徒もいるのでアトランダムだが、それでいい。パートの担当者はあえて決めていない。ある生徒が、「このパート分け記録しておいたほうがいいですよね。」と言ってくれた。そう、そういう声を待っていた。頼めるか?と言うと、きっちりとメモしてくれた。(それはLHR後、教室側面の掲示板に張り出された。)責任感をもってやる者がやるべし、とうのが私の流儀である。

みんなで、次に工程を考えてもらった。あらかじめ、縦軸に日付と曜日、横軸には「工程」「必要なモノ(原材料・工具等)」と書いた単純な表を何枚も用意しておいた。これに書き込んでいく。教室横の掲示板に名簿とともに貼り付けておく。さあ、後は、みんなの熱意が動かしていく。

なかなか良い雰囲気の中でLHRは終わった。どんどん他のパートにも協力するように言ってある。自分の役目だけ果たせばいいというイベントでは人は育たないと私は思っているのだ。

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