2015年10月20日火曜日

世界史Bで初モノ・ランゲージ

http://www.uni-watch.com/2015/08/25/sports-teams-license-plates/
久しぶりにモノ・ランゲージ(実際にモノを見せることでいろいろ考えさせるワークショップの技法)を世界史Bでやってみた。中間考査を返却した後で、アメリカの歴史を教えているのだが、まず独立時の13州を紹介している。その際、車のナンバープレートを見せてみたのだ。今、学校に置いてあるプレートは、州コードでいうとIA、AZ、NC、SD、UT、FL、AL、DE(アイオワ・アリゾナ・ノースカロライナ・サウスダコタ・ユタ・フロリダ・アラバマ・デラウェア)である。NCとDEは13州の中に入る。

生徒は始めて、アメリカのカープレートを見たようで、大いに盛り上がった。(2013年の総合的学習以来だ。)世界史で使うとすると、DEのプレートは価値が高い。THE FIRST STATEと書いてある。これは、独立時に最も早く加盟を州議会で批准したゆえである。大陸会議のことも教えるので、なかなかいい。

サウスダコタのプレートには、バックにマウント・ラッシュモアの図案が描かれている。ワシントン、ジェファーソン、リンカーン、S・ルーズベルトの顔が掘られている。これも、独立宣言を起草したジェファーソンの話で、いかにアメリカ国民に人気があるかを語るのに使える。ちなみに、$2札も、ジェファーソンであるし、DCにも記念館がある。ワシントンに次ぐ、あるいはリンカーン($5札。DCに記念館あり。)に並ぶ、人気三本指の大統領であるといってよい。

実は、世界史Bで、こういうモノ・ランゲージをしたのは始めてである。意外に使えることがわかった。

ところで、州コードや地名を教えていると、フランスが支配していたミシシッピ沿いのルイジアナの「ルイ」、メリーランド州の「メアリー」など、世界史をやったが故に、「おお。なるほど。」という感覚が生徒に生まれていることがわかった。地理とはまた違う面白さがあることも発見した次第。

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