2015年10月15日木曜日

イスラエルの惨事を深く危惧する。

エレサレムの中央バスステーション
イスラエルの状況がひどい。オリーブ山便りというブログを夫婦で読み、この悲惨な状況を危惧している次第。

パレスチナ・アラブ人の少年たちが、洗脳され無差別にユダヤ人を襲っているようだ。銃の乱射だけでなく、突然ナイフで刺すという原始的なテロ行為が頻発しており、ついにイスラエル軍が動員されたようだ。テロ行為におよんだ犯人の「家」も破壊するという、徹底した治安対策をとっているようで、イスラエル政府のスタンスが断固としたものであることが、よくわかる。なお、中央バスステーションでのテロ行為の記事が、10月15日付で出ているが、ここは3年前、死海やナザレに向かったところで、私たちにも馴染みの深い場所だ。

…実際に現地に立ったことのある私たちからすれば、イスラエル政府の対応を全く理解できない、ということはない。敵地の真ん中で生きながらえるために手段は選ばない、そういう国である。ただ私が悲しいのは、純粋なアラブの少年たちが洗脳によって、これまでの、祖父の代から続く憤懣を容易に爆発させていることだ。

…ユダヤ人もムスリムも神によって定められた法によって生きている。理性的な判断を必ずしも必要としない。欧米的な(すなわち、人定法であるキリスト教世界の)価値観で、安易にその善悪を判断するのは控えたいと思うのだが…。それにしても悲しい。決して遠い世界の話ではない。

オリーブ山便り:http://mtolive.blog.fc2.com/ 

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