2020年6月9日火曜日

中・韓政府の勘違い 考

香港とくれば、私にとっては「スターフェリー」
https://www.discoverhongkong.com/jp/see-do/highlight-attractions/harbour-view/star-ferry.jsp
中国が、香港を国家安全法公布によって飲み込むことは、自国経済を窮地に陥れるリスクが非常に高い。以前、このブログで「仇花」という表現を使ったが、これは政治的な視点であって、経済的な視点で見ると、仇花どころか資本獲得面でも、貿易面でも死活的な窓口である。すでに、香港では香港ドルをUSドルに換える動きが加速し、USドルが枯渇気味だという。中国国内では、中国元とUSドルの交換はできてもUSドルの持ち出しはできない。香港は持ち出せる。すでにシンガポールに多くのUSドルは逃げて行っているようだ。貿易面では、中国が社会主義国である以上、輸入不可の産品もあるが、香港経由なら中国は輸入できた。もちろん関税なし(一部の酒類以外)フリーポートであることも大きい。中国はこれらを全て失うことになる。その経済損失は甚大であろう。
どうやら、国家主席閣下は、海南島を香港に変わるフリーポートとするつもりらしい。人民元をデジタル化して、USドルに変わる国際通貨とする計画だとか…。これは笑止。資本主義において、法の下に安定した商制度が何より重要である。香港にはそれがあった。だから資本が集まったのである。世界は中国政府の真実の姿を知ってしまった今、誰も海南島に公平な法の支配ができるとは思わない。中国に流れる資本は一気に減少するだろう。国家主席閣下は実に大きな勘違いをしているようだ。
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/73150

一方、韓国もまたそぞろ、彼らの言う強制徴用工問題を蒸し返している。国際的な条約と国内法はあきらかに国際条約の方が上位にある。国内の最高裁判決でそれがひっくり返るという道理は誰も認めないし、認めてはいけないものだ。8月に現金化をしたら、日本政府はただちに制裁に入るだろう。どれだけ日本を怒らせているか、彼らは分かっていない。日本には何を言ってもよい、「反日無罪」というゼロ記号でまとまっている限り、彼らに進歩はない。反日教育で洗脳された「傷ついたコギト」は、自らの責任で追い込まれていくだろう。ここにも実に大きな勘違いがある。

…やれやれである。当分私の危惧は続きそうだ。

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