2017年1月4日水曜日

日本人会会館のスタッフに捧ぐ

クアラルンプール日本人会館 正面玄関側 HPより
我がIBTは、クアラルンプールの日本人会の会館内にある。ここには、事務局を始め、セキュリティや、清掃・メンテナンスのスタッフ、テナントのスタッフなど多くの人が常時働いている。

ところで、マレーシアには、マレー系、中国系、インド系の三大エスニックグループの人々の他にも様々な国の人々が働いている。正直なところ、私には、なかなか見分けがつかない。

いつも挨拶をする管理のスタッフのボスがいる。、「センセイ、オハヨウゴザイマス。ゲンキデスカ?」と言う感じで話しかけてくれる愉快な人だ。新年になって、掃除の女性スタッフが変わったようだ。マレー系の女性だったのだが、トウドゥン(スカーフ)を被っていない。で、ボスにサバイバル・イングリッシュで聞いてみた。すると「彼女はインドネシア人ですね。」「なるほど。セキュリティのスタッフには、ネパールの人もいるよね。」(これは、セキュリティスタッフが先日教えてくれた。)「いますね。私はバングラディシュ人。」「ええ~!?マレー人だと思っていたよ。」ボスは、金曜日には、いつもイスラムの礼拝服を着ているので、マレー系だと私は信じていたのだった。もちろん、バングラディシュ人もムスリムであるが…。見た目では、全く判別がつかないのだ。多民族共生のマレーシアの一面を覗かせてもらったのだった。

ちなみに、セキュリティや清掃管理スタッフの人々と私は、すこぶる仲がいい。いつも笑顔で挨拶し合う。おそらくは、上から目線で彼らと接していないからだと思う。一日中、セキュリティは入り口で見守ってくれているし、清掃スタッフはなにかしら会館内を清掃してくれている。おかげで、会館内はいつも安全、かつ清潔に保たれている。感謝するのは当たり前だと私は思っている。そういう気持ちが、彼らに言葉を超えて伝わっているのだと思う。同時に、彼らの賃金はどれくらいなんだろうと、経済格差の問題をついつい思慮してしまうのだった。

ESDだ、地球市民だなどと、偉そうに言っても、そういうところから始めなければ、何も変わらないと私は信じている。

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