2014年10月11日土曜日

マララさんのノーベル平和賞

象徴的なマララさんの写真・EUの旗の下
http://www.ibtimes.co.uk/
top-12-quotes-2013-1429655
パキスタンの少女、マララさんがノーベル平和賞を受賞した。12年10月23日以来何度かエントリーしている教育権を訴え、タリバンに銃撃され、イギリスで手術を受け、現在もイギリスで高校生活を送る少女だ。ノーベル平和賞は、欧米・西側先進国のひとつであるノルウェイ人の意向が大きく左右する賞であるので、普遍的な価値を持つとは言いがたい面もあるけれど、私自身は、地球市民の一人として、この受賞を祝したいと思う。理由は、暴力に対し屈せず、女性の教育の重要性を訴えたということだ。途上国において、イスラム圏であるなしにかかわらず、女性の識字率は男性に比べて低い。それゆえに、保健衛生の面で、特に乳児死亡率が高くなり、平均寿命を低くしている。すなわちHDI(人間開発指数)が低くなっているという現実がある。女性の教育は、開発にとって極めて重要なのだ。

今回のノーベル平和賞受賞について、おそらくは、マララさんを銃撃したタリバンだけでなく、イスラム原理主義過激派をひっくるめての批判がさらに多く語られると思われる。イスラム国、ボゴハラム、アルシャバブ…。だが、私は思う。真に語られるべきは、女性の教育の重要性である。

0 件のコメント:

コメントを投稿