2014年10月14日火曜日

IMF アフリカ経済の見通し

在タンザニア日本大使館HPより http://www.tz.emb-japan.go.jp/letter/letter_5.htm
ロイターのWEBニュースによると、IMFのサブ=サハラ・アフリカの経済成長率は今年が5.1%、来年は5.8%という見通しを発表した。インフラ投資による効率向上とサービスおよび農業の発展がその成長率アップの理由、という事だ。ただし、西アフリカのエボラ熱感染拡大による、ギニア、リベリア、シエラレオネの経済は大きな打撃を受けており、これが影を落としているとも。感染拡大が長引いたりすると「劇的な影響」をおよぼすと警告している。

今日は、新聞が休刊で、モーニングではスポーツ新聞しか読めなかった。そんなスポーツ新聞にもアフリカ関連のニュースはある。来年1月以降にモロッコで始まるサッカーのアフリカ選手権(主催はアフリカサッカー連盟:CAF)が予定通り開催されることになったというのだ。モロッコ政府は、エボラ・ウイルスの感染が国内で広まるのではないかとの危惧をもち、延期を要請していたのだ。…サッカーの世界にもエボラ熱は「深刻な影響」を及ぼしているわけだ。

エボラ熱の拡大のニュースは、エントリーするに耐えないほど多くなってきた。ところで、それに負けず劣らずの死者がアフリカの近辺で出ているのだ。それは、地中海の難民である。以前、日経で少しだけ記事になっていた。少し調べてみた。UNHCRの発表によると、今年に入って800人以上が航海中に死亡または行方不明になっているのだという。主に、シリア、エリトリア、マリ、リビアなどの難民が多いらしい。これらボートピープル難民の死者の多くが子供だという。

…今こうしている間にも、地球上で様々な構造的暴力の犠牲者が拡大している。こういうことを生徒に伝えていきたいと思う。

<ロイター電のIMFのサブ=サハラ・アフリカ経済見通し>
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKCN0HW1HM20141007
<UNCHRの地中海難民報告>
http://www.unhcr.or.jp/html/2014/07/ws20140724.html

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