2025年8月8日金曜日

PP 近代国家論 民主主義

パワーポイントの作成を続けている。「4つの罠」から「近代国家論」へ。世界史的にはウェストファリア条約以降の近代国家=領域国民国家であるので世界史組に確認した後、近代国家=民主主義・資本主義・国民国家の三要素と目されるようになったので、まずは民主主義のPPの作成過程である。
政治・経済とかなり重なる分野であるので、チャーチルの箴言とともに民主主義が絶対的ではないことも伝えたい。同時に民主主義指数という地図も見せて、やはりHDIとの関連が強いこと、劣悪なガバナスの罠とも関連しても示したい。さらに前述のアフリカのHDIの優等生、モーリシャスとボツワナの紹介もPPにした。
イスラム諸国と民主主義についても、1学期後半の学習を踏まえて解説してみた。イスラムにおける個人主義と集団主義の対比も最初想定していたのだが、イスラムの専門家の息子に聞いてみたら、超個人主義であるとの回答なので割愛した。地縁血縁は強そうなのだが、他者の信仰に口出ししないことや、特定のモスクや聖職者がいないことなどの方が重要な資質だとのこと。どこに視点を置くかで、分析が変化する。難しいところである。

0 件のコメント:

コメントを投稿