2021年11月25日木曜日

視察の合間にSDGs研修会

だいぶ以前から、今日は伊方町の小中学校の総合的な学習の時間委員と社会科部会の先生方へのSDGs研修会の予定が組まれていた。M中学のA教頭先生、委員長のM先生から、講師の依頼があって、伊方町の教育に資するのならと引き受けさせていただいた次第。その後、この研修を挟むように、愛媛県K町、北海道の二町の視察が入り、三連発となったわけだ。

今回の研修は、未咲輝塾で行われた。これは、ポスターセッションを行う上で、画像をカラー印刷できることが最大の理由である。もうひとつは、地元の3中学校との連携を深める意味合いもある。講師陣は、期末考査前で教材研究が大変であったのだが、この地元の中学校から先生が来られるという一点で、準備や研修参加に納得してくれた。早めに来塾して教材研究をしてくれており、誠に申し訳なく思ったのだ。この3日間、講師陣はかなり負担がかかっている。先日書いたが、これがモラトリアム的な公営塾だとこうはいかない。講師陣も不満はあるだろうが、優秀なのでうまく対応してくれた。

今回のSDGs研修では、ポイントを押さえ、パワーポイントで短時間で講義した。戦後、平和教育、人権教育(私の世代はこの最初にあたる)、環境教育と言う順に、その時代に合わせて教育の根幹となるような世代教育が行われたと私は考えている。SDGsは、今の世代にとって、最重要課題だと思っている。環境教育から一歩進んで、持続可能性、経済と社会・環境のバランスを取ること、MDGsの途上国対象のアジェンダから、先進国も含んだ「誰一人取り残さない」共生のアジェンダへと昇華したのがSDGsであるからだ。


伊方町の先生方は、3地域(旧伊方町・旧瀬戸町・旧三崎町)に分かれ、17あるゴールのうち、子供たちに教えたい、考えさせたいゴールを選んでもらうことから始めた。この討議がなかなか盛り上がった。結局、伊方町の将来を担う子供たちに教えたい、考えさせたいゴールは、そのまま伊方町の課題に結びついていく。それぞれのゴールのターゲットを資料として配布し、参考にして頂いた。結局、三崎高校の進めている地方創生のポスターセッションになった。

ポスターセッションであるから、模造紙に書いた内容のプレゼンもある。やはり先生方はプロであった。うまい。(笑)いい研修会になった。みなさん、喜んでいただけた。研修というと、講義ばかりだったらしく、こういうワークショップは初めてらしい。楽しいワークショップでしたと、さっそくメールを頂いた。伊方町の小中学校でこのようなワークショップが行われていくかもしれないと思うと、17のゴールのロゴをプリントし、ひとつひとつ切っていった苦労も報われるというものだ。お世話になった先生方に感謝である。

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