2019年9月3日火曜日

今年のTICAD 考

https://www.twipu.com/tag/jobs4youth
このところ、私事が多忙で、先月末に横浜で開催されたしたTICAD(アフリカ開発会議)のことについて論考する暇がなかった。アフリカウォッチャーを一応自認する私なりに考察しておきたいと思う。最もコンパクトに整理された報道は、日経の今日付の記事だと思われる。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO49193050Q9A830C1MM0000/

今回のTICADの最大の特徴は、中国の債務漬け的なアフリカ支援への批判的立場を明確に打ち出したことであるといえる。この件で、より具体的な日本の国際協力として、今後3年間、アフリカの10か国を毎年選んで公的債務の管理に関する研修を行うこと、ガーナとザンビアには専門家を派遣する計画を明らかにした。(この計画は、YouTubeなどで見るネットの反応も、アフリカをはじめ世界的に好意的なようである。)
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20190829-OYT1T50233/

さらに、政府は、アフリカへの民間投資の促進(3年間で$200億)を約束した。民間企業も多く参加し、ビジネス面での活発な対話がなされたようである。サイドイベントも様々な角度からアフリカの持続可能な開発を研究・討議するものだ。(私も後学のために参加したくなるようなタイトルが多い。)
https://www.jica.go.jp/africahiroba/ticad/ticad7/index.html

この辺のテーマを見ていると、実際にアフリカに関わる仕事をされている専門家群の層の厚さを実感する。(これはあくまで私感であって、専門家諸氏からは、まだまだ少ないと批判されるかもしれない。)先日、JICAに関わる上下水道の専門家のマレーシア在住の友人と話をしていたのだが、以前エチオピアで仕事をしていた彼のような人材が、実際のところ、日本とアフリカを繋いでいる。私もケニアやブルキナファソで体験したが、アフリカでこういう仕事を進めるには忍辱の鎧をまとい、パートナーシップを発揮していかねばならない。国際協力という美麗美句だけでは表現できないものだと私は思っている。

最後に、今回のTICADでは、日本の国連での立場強化(安保理常任理事国入り)を明確にしている。日本の国際協力のスタンスが、日本の国益重視志向にさらに向かっていて、私自身はいい印象を持っていない。他国にははっきりと表明しないと理解されにくいだろうが、やはり日本の美学は、こういうことは「黙して語らず」ではないかなと思う。

1 件のコメント:

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