2018年9月7日金曜日

小5男の周りの大人たちへ。

http://www.downtow
nexpress.com/2018
/09/05/trumps-en
dless-summer-of-d
iscontent/
世界中を恫喝して喜んでいる小学5年生男が、ついに日本をも恫喝しだした。「(貿易赤字解消に)日本がどれだけ支払うべきなのを伝えた瞬間、良い関係が終わる。」らしい。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-09-06/PENJIR6S972801

小学5年生は、国際収支というものをおそらくわかっていないはずだ。貿易赤字は、単純に輸出額から輸入額を引いた数字で、アメリカがマイナスで不公平だといいたいのであろう。
国際収支は、貿易収支がマイナスだから問題だという、そんな簡単な話ではない。金融収支を換算しなければならないということを小学5年生はきっと知らないのだろう。金融収支は圧倒的に基軸通貨ドルを金本位制でなく、自分本位制で運営するアメリカの打ち出の小槌だ。しかも日本は莫大なアメリカ国債を所有している。所有していると言うより買わされているといったほうがいい。実はアメリカの消費をささえているのは日本の税金なのである。

小学5年生は、恫喝し、豹変して自分の有利な条件をのませるという単純なゲーム理論で動いている。こんな輩に対しても、ポチは尻尾をふることになるのだろう。なんとも情けないが、反対に恫喝することは、決して不可能ではない。

極論だが、もし、日本がこのアメリカ国債を一気に市場に売るとどうなるか?アメリカ国債は大暴落する。おそらく世界的な大恐慌になるはずだ。日本は、アメリカのポチであることは間違いないが、買い主に噛みつくことぐらいは可能なのである。もちろん日本経済も同時に沈没するが、最後の手段を持っていることを、小学5年生の「周りの大人」は、国際収支について教えると共に、このポチの持つ隠れた能力を教えるべきだ。この「周りの大人」については、以下の記事を参考されたい。
http://blogos.com/article/323211/

プラトン以来、政治家は理性的な徳を備えた哲人がふさわしいということになっている。側近の匿名の高官の独白にあるように数分ごとに言うことが変わり、下品で道徳観のない男に、世界中が恫喝されている現状を一刻も早く変革すべきだ。

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