2018年9月8日土曜日

ケニアのヘイト問題に思う。

http://zh.polandball.wikia.
com/wiki/File:Kenyaball.png
AFPの報道によると、ケニア在住の中国人(記事には本名も出ている)が、ケニア人を「猿」扱いし、ケニヤッタ大統領も含め罵倒している画像がSNSで拡散した。この中国人は逮捕され国外追放されるという。
http://www.afpbb.com/articles/-/3188727

ちょうど北京では、日本で言うTICADのような会合が開かれていて、国際手配されているスーダン大統領も参加して、盛り上がった直後の話である。中国のアフリカ進出は、日本とは桁違いで、多くの中国人が進出している。まあ、このヘイトスピーチが大きく水を差したわけだ。中国の進出目的は、極めてわかりやすい。資源や輸出拡大といった金・金・金である。この内実を彼は率直に暴露したに過ぎない。アフリカ諸国は強かである。その辺の事情はよくわかっている。

とはいえ、彼のヘイトスピーチは決して許されるものではない。私は、温厚で素直なケニアの人々を愛する故に、彼を許してはならないと思う。国外追放というのは、記事にあるように甘いかなと思う。ただ、大局から大人の対応をしたのであろうと思われる。ホワイトハウスよりはるかに道徳的・理性的である。

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