2018年9月5日水曜日

恐怖の小学5年生

https://www.theispot.com/whatsnew/2017/3/doug-chayka-illustration-kiss-me-you-fool.htm
ボブ・ウッドワードという著名なジャーナリストが「恐怖 ホワイトハウスのトランプ」という本を出版するらしい。内容は、大統領の奔放な言動に振り回される政府高官の動きが描かれているらしい。

安全保障政策を議論する会議で、在韓米軍の必要性を疑問視すると、国防長官が「第三次世界大戦を防ぐためにいるのです。」と反論し、「小学生5~6年程度の理解力しかない」と嘆いたと、同書にあるようだ。その他、シリアのアサド大統領に対し、「奴を殺せ」と指示したが、「即座に対応します。」と言いつつ、実際に動かないよう部下に言い、現実的空爆を実施したり、やばい書類に関しては、密かに決済させないよう書類を隠したりもしているという。

…在韓米軍の国防上の意義や、東アジアに於ける集団安全保障体制などということは、小学5年生には全く理解できないのだろう。今のアメリカの三軍(海兵隊も入れたら四軍)の長は、こういう程度らしい。

…こういう事が真実であれば、たしかに今のホワイトハウスは、異常だとしかいいようがない。ホワイトハウスが躍起になって否定しようとしているのは当然である。昔、55年体制を実現した三木武吉は、「誠心誠意ウソをつく」という名言(迷言)を残したというが、もし私がホワイトハウスの高官であれば、口が裂けても「ああ、そのとうりです。」とは言わない。

…先日も、日本の首相に対して、大統領が「真珠湾を私は忘れない。」と言ったというような報道も流れた。小学5年生なら、たいした考えもなく、言いそうな話だ。(実際、アメリカの航空博物館に行くと、大抵リメンバー・パールハーバーコーナーがある。)こういう発言が、どう拡大し、政治的な不利益があるのかなど考える知能はないのだろう。もちろん、日本の官房長官は、誠心誠意否定して見せたが…。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO34996540V00C18A9000000/

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