2014年4月27日日曜日

バスケットボール IH予選を見る

昨年、日本史研究という授業で体育科の生徒を教えていた。最もやんちゃな生徒が、男子バスケット部員で、最初、思い切りしかったのだが、その後ずいぶんと私を慕ってくれて、かわいがってきた。前から、公式戦を応援に行く約束をしていた。実は、それが今日だったのだ。ありがたいことに試合会場は本校・第二体育館である。

対戦相手は、私の自宅にほど近い府立H高校であった。副顧問のI先生に聞くと、なかなか強いらしい。前任校では女子バスケット部の顧問をしていた関係で、バスケットのフォーメーションもある程度わかるし、今日を楽しみにしていたのだ。

試合はなかなかの接戦になった。序盤は10点差くらいで推移したのだが、一度は同点に追いつかれたりして、ひやひやした。だが、終盤、引き離して勝利した。私のこれまでの経験では、バスケットはどんどん選手が入れ替わる。運動量が凄いからだ。相手校はどんどん入れ替えていたが、本校のチームはレギュラーが出ずっぱりでなかなか代わらない。特に、今日の約束をしていたやんちゃなN君は最後まで一度も代わらなかった。まさに攻守の要である。

実は、3年4組にはバスケットボール部が3人いる。キャプテンのI君、団長のA君、それにおとなしいいつも丸坊主の髪型のA君である。丸坊主のA君は1年からずっと教えているが、授業でいじった(大阪弁で質問したりすること。)経験がない。それほど性格的におとなしく目立たない生徒だ。

おそらく入れ替わり立ち代りに3人とも出てくるのだと思っていたのだが、この3人の中で、今日試合で使われたのは、意外なことに丸坊主のA君だけだったのだ。彼は、スリーポイントシュートを左右から見事に決めていく。なかなかやるではないか。

実力に大きな差があるのか、結局8人くらいで試合をまかなったことになる。他のメンバーは、ベンチに座ったままだった。昨日の野球の応援でもそうだが、スポーツの厳しさを感じた次第。普段の授業や学校生活では見れない姿を見せてもらったのだった。

IH出場を目指して、控えの選手もさらに腕を磨いて欲しいものだ。

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