2014年4月25日金曜日

陛下の晩餐会でのお言葉

安全保障、TPP…国賓オバマ大統領の訪日報道がマスコミを賑わせている。たしかに、これからの日本の針路に大きな影響を与える重要事項であると思う。だが実は、私が最も注目していたのは、オバマ大統領を迎えての宮中晩餐会での陛下のお言葉だった。おそらく陛下は、あの震災でのアメリカの支援について、何よりも先にお礼を述べられるに違いないと考えていたのだ。

毎日新聞の報道では、陛下は最初に以下のように述べられた。
「3年前の東日本大震災の際に、米国の政府や国民からお見舞いと支援を頂いたことに深い感謝の気持ちを伝えたく思います。貴国の軍人が参加したトモダチ作戦をはじめ、貴国の人々の支援活動は、厳しい環境にあった被災者にとり、大きな支えになりました。」

やはり、陛下なのだ。安全保障もTPPも重要だが、まず日本の象徴として、震災のお礼を述べられた。そのことが、私を唸らせる。陛下は、韓国へ向かう大統領に対して、ホテルにわざわざお見送りまでされた。その陛下の思いに私は打たれるのだった。

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