2020年4月30日木曜日

古漬けの話

愛たい菜で購入した ぬか床
四国に来て、なかなか食材がいいと感じている。魚も野菜も肉(特に鶏肉)も美味しい。地産地消の大洲の愛たい菜は大阪では考えられないほど新鮮だし安い。スーパーも品数豊富だし、弁当もかなり美味い。

だが、大阪人の私たち夫婦にとって困る事が2つある。ひとつは、エースコックのワンタンメンが売っていないこと。(四国の方々と好みが異なるのであろう。)もうひとつは、漬物である。四国は奈良漬けが多い。正岡子規が奈良漬けを東京で食していたことを知ってびっくりしたことは、すでにエントリーした。きゅうりなどの浅漬けも売っているが、古漬けがないのである。

きゅうりの古漬け。大阪ではわりとフツーに売っている。私は漬物では古漬けが一番好き。で、結局妻が「ぬか床」を買ってきて漬けることになった。このところ、夕食の最後にその古漬けをお茶漬けで楽しんでいる。60年以上生きているので、こういう食事の最後にお茶漬けを食べるのは関西の習慣であるということも知っている。学生時代、関東の友人に驚かれたことがあるからだ。お茶漬けは、ひとつのメニューらしい。関西では、メニューというより、最後の儀式のようなものである。(笑)

マレーシアでも古漬けを妻は漬けていた。ただし、ぬかは極めて貴重品であった。(笑)日本人会の築地(日本の食品店)で購入していた。妻と話していたのだが、ぬか漬けをするとアルコールが発生するので、これはノンハラルであるという結論になった。国費生の諸君には勧められないのが悲しい。

今日はハッピーなことがあったので、ちょっと軽めの話題にした次第。

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