2020年4月18日土曜日

韓国総選挙のデモクレイジー

https://bunkasaikibun.hamazo.tv/e4686910.html
先日の韓国の総選挙にまつわる記事がいろいろ出てきた。直後の各国のマスメディアの論評は、対ウィルス対策がうまくいったことが原因というものが多かった。悪意をもって読むと、それ以外の経済対策や外交政策は勝利の原因とはなっていないということである。

私は、何らかのデモクレイジーが行われるのではないかと考えていた。デモクレイジーというのは、イギリスの開発経済学者ポール・コリアーの造語で、デモクラシーとクレイジーが合成されている。すなわち、表面的にはデモクラシーで選挙が行われるが、実際には様々な干渉が行われ、権力側に優位に進める現象をいう。買収、対立候補へのいやがらせ、逮捕、開票での不正などなどである。

ダイヤモンドオンラインの武藤元駐韓大使の論評記事で、こんな話が載っていた。米大使公邸に乱入したこともある、左派政権の支持団体である大進連(大学生進歩連合)は、野党の有力候補者の遊説現場で「親日候補」「新天地(注:コロナで感染を拡げた宗教団体)とどういう関係か」などといった根拠のない誹謗中傷のプラカードを持ち、候補者を囲み大声をあげたり、付きまとったり道をふさいだりと言う選挙妨害を行った。これを選挙管理委員会経由で警察に連絡したが、これらの妨害は傍観されたという。直接的ではないにせよ、十分、デモクレイジーの範疇に入ると思う。
https://diamond.jp/articles/-/234911

こういう選挙妨害は、ナチのSA(突撃隊)を連想させる。あるいは文革時の紅衛兵。警察が傍観するという間接的な政府の妨害活動は極めて左派的で陰湿だと私は嫌悪感を持つ。将来を担う大学生が、完全に傷ついたコギトであることが悲劇的だし、「反日無罪」「反米無罪」というゼロ記号で、行動していることも悲劇を超克して喜劇的だ。

さっそく、感染者数の訂正や失業率の公表など、情報操作やフェイクニュースの嵐が起こっているようで、韓国の政府を信用しろといわれても、全く無理である。これから何が起こるのかわからないが…。
引越できるものなら引越したい…よね。

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