2018年10月14日日曜日

阪神 矢野新監督に期待

私は、大阪人でありながら、ちゃんとした阪神タイガースのファンではない。(アンチ巨人で、消去法的に阪神が勝てば嬉しいくらいのスタンスだ。)だから、今シーズン最下位に沈んだことを、マレーシアにある私は先日知って、ふーんと感じるくらいであった。鉄人・金本監督も嫌いではないが、毎日WEBで野球の結果を調べ、あえて応援するほどの状況にはなかった。

ところが今日、新監督に矢野が就任するという報道が流れた。矢野となれば話は変わる。応援しなくてはならないのだ。なぜなら、矢野は、大阪市立の高校の卒業生である。私も大阪市立の高校の卒業生(と同時に35年間も大阪市立の高校の教員であった)であるからだ。

おそらく、大阪府立高校に、そういうアイデンティティはないだろうと思う。だが、大阪市立の高校は、長居競技場で市立大会という運動部の祭典があって、全市立の高校(20校ほどある。)が年に一度集うようになっていた長い歴史がある。私が在校生だった頃から、教員となり生活指導部長をしていた頃まで、ずっと続いていた。(今はもう無くなったが…。)年1回とはいえ、意外にそういう市立高校出身者の共通のアイデンティティは存続している。NYで会った都島工業高校の卒業生にも、教え子の仲人をした時、東商業高校の卒業生だった新婦にも、普通以上の親近感が生まれるのだ。そう、大阪市立桜宮高校出身の矢野に、肩入れするちゃんとした理由があるのである。(笑)

大阪市立の高校で、甲子園に出場したことがあるのは、私の知る限り桜宮高校だけである。矢野はその前の世代であるが、同じ市立から出場と言うことで私も喜んだことを覚えている。たしか、野球部のメンバーがスキーの修学旅行中に選抜出場が決まったはずだ。雪上で、帽子を投げて喜んでいたのを鮮明に覚えている。まして、桜宮高校は、先年の事件もあったので、卒業生が大阪を代表する阪神タイガースの監督になったことは、大いに慶事。ちょっと名誉挽回というところか。

現役当時から、キャッチャーの矢野は好きだった。当時の阪神のピッチャーもよかったし、監督(野村から星野)もよかった。矢野には、いいイメージしかない。いろいろ調べても、あまり悪口は書かれていない。人柄の問題だろう。とはいえ、勝負の世界は結果が全て。特に阪神ファンは怖ろしい。苦労するだろうが、矢野新監督には是非とも頑張って貰いたい。東京オリンピックの関係で、東ばかりにスポットが当たっているが、大阪のパワーを見せて欲しいところだ。矢野新監督、応援するぞ。

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