2018年10月2日火曜日

PBTの話(65) ONE PERCE

このところの授業では、EJUの過去問の解説をしている。EJUには、突如として「覇権主義」などという難解なコトバが出てくる。うーん、「覇権」の説明に、突如として「覇気」という例語が浮かんだ。マンガ・ワンピースの「覇気」である。

PBTで日本語を学ぼうとする学生の多くは、日本のアニメやマンガのオタクが多い。日本に留学するきっかけの最大要因は、この日本の誇るサブカルチャーである。当然ながら、有名なマンガの話は、かなり通じる。宮崎アニメや、ドラゴンボール、ジョジョの奇妙な冒険、そしてワンピース。「ほら、レイリーの覇気…」というと、大受けだった。みんな一気に納得する。「別に5万人を一気に気絶させるわけではないけれど…。」過去問の解説は、あまり新しい事を教えるわけではないので、疲れる授業なのだが、大いに盛り上がったりするのだった。

社会科の教師には、こういうサブカルチャーの知識も必要ではないかと思っている。ちなみに、ワンピースは私はアニメでしか知らない。ちょうど、麦わらの仲間がちりちりバラバラにされた頃から見だして、ルフィーが女々島に行き、インペルダウンに向かい、頂上戦争、魚人島、バンクハザード島、そしてドレスローザで、ドフラミンゴをやっつけるあたりまで見た。その後マレーシアに来たので見ていないのだが…。このワンピースは、その世界観が複雑で、実に難解だ。七武海の意味がわかるまでだいぶかかった。(笑)まあ、授業でワンピースの登場人物を例を引くくらいは理解したつもりだ。

機会があったら、頂上戦争の時、海軍の大将であった3人が、実在の俳優をモデルにしていること(赤犬:菅原文太 黄猿:田中邦衛 青雉:松田優作)を教えてあげようかなとも思っている。また、何故犬と猿と雉なのかも…。案外知らないのではないかと思う。

0 件のコメント:

コメントを投稿