2015年9月10日木曜日

日経 レスキュー・サウス アフリカ

帰宅して驚いた。鬼怒川の氾濫、えらいことになっている。被災された方の安全をまず祈りたい。

今朝の日経を読んでいて、南アのNGOの記事が出ていた。アフリカ・ウォッチのエントリーは久しぶりなので、このレスキュー・サウス・アフリカ(RSA)というNGOの記事について記しておきたい。このRSA、アフリカから唯一東北の大震災時に駆けつけてくれた救助隊である。

このRSAは、国連人道問題調整室(OCHA)を通して、JICAの資金で2014年から専門家をナミビアやマラウイ、ザンビア、モザンビーク、レソト、スワジランドの南部アフリカ6カ国に送り込み、各国の消防士に災害対応能力を向上させる訓練を行ってきた。RSAは,この対象をさらに南アフリカ地域の15カ国に拡大、南アの大学に招き2ヶ月半の訓練を実施したいとしている。これまで、米国国際開発局(USAID)の支援を受けていたが、震災後、JICAがその支援を引き継いだという。

代表のシェール氏は、「日本はこれまでアフリカを支援してくれた。(大震災時は)恩返しをする番だ。」という気持ちだったと説明している。人材育成を進め「南部アフリカ救助チーム」をつくり、やがては、訓練対象をアフリカ全体に広げ、アフリカ救助チームを育てたいという夢を語っているという。

…久しぶりにアフリカのいいニュースを読んだ、今日のエントリーはこれだと思っていたら、鬼怒川の氾濫。複雑な気分である。せめて日本の災害の経験、対策のスキルを、こうした世界中の災害対策のNGOに伝えていって欲しいと思うのだ。これは先進国の義務でもあると私は思う。

http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG08H9F_Z00C15A9000000/
http://www.rescue-sa.co.za/
http://www.jica.go.jp/topics/feature/2014/150320_03_report05.html

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