2011年10月4日火曜日

幕末・維新の人物のMY通信簿

昨日のブログで、ローマの政治家の通信簿の話を書いた。イタリアの歴史教科書の5項目をもとに塩野七生さんが採点したものだ。ちょっと遊び心で幕末・明治維新に関わる人物を私なりに採点してみようかという気持ちになった。おそらく、様々な意見があると思うので、コメントしていただければ幸い。

まず5項目のおさらい。知力・説得力・肉体上の耐久力・自己統御の能力・持続する意思である。人物の順に関してはあまり意味はない。

西郷隆盛 70・100・60・90・90
大久保利通 100・85・90・100・100
小松帯刀 80・80・40・80・80
桐野利秋 30・50・90・40・80
島津斉彬 100・85・50・85・100 
島津久光 40・40・60・30・50
吉田松陰 90・90・50・100・100
桂小五郎 70・70・90・90・70
高杉晋作 85・90・40・60・100
大村益次郎 100・30・50・100・100
伊藤博文 70・60・90・70・90
山縣有朋 70・50・95・80・100
井上馨 50・50・70・30・50   
山内容堂 85・50・60・30・50
後藤象二郎 60・50・60・40・30
坂本龍馬 100・100・40・90・100
中岡慎太郎 50・60・40・90・80
武市半平太 80・80・40・100・90
板垣退助 70・70・70・60・80
江藤新平 85・60・50・50・70
大隈重信 80・70・80・60・70
松平容保 60・60・70・100・90
徳川斉昭 80・50・90・60・90
松平春嶽 70・55・80・90・60
橋本左内 100・90・40・50・80
徳川慶喜 100・90・90・100・60
勝海舟 100・90・90・70・80
榎本武揚 70・60・70・65・50
近藤勇 50・50・50・60・60
土方歳三 65・65・60・85・65
清河八郎 70・75・60・50・50
山岡鉄舟 65・90・80・100・60
岩倉具視 100・100・75・100・90
三条実美 50・35・50・35・35
河井継之助 80・75・70・100・90

各人の理由を書きだすと、無茶苦茶長くなるので、私が高い評価をする人物を上げると、やはりNO1は、大久保利通になる。説得力は西郷にゆずるとしても、構想力、実行力など維新後の新政府で殖産興業路線まで引いたところがやはり凄い。久光に『碁』から近づくところなど、権力を得るためあらゆる策謀をめぐらす凄みがある。凄みがあると言えば、やはり岩倉具視。日本史上超一級の政治家だと思う。もし島津斉彬が長生きしていればやはり凄い人物だし、坂本龍馬も暗殺されなかったら当然高評価になる。私は案外徳川慶喜に高評価をしている。(山岡荘八の影響である。)そして、もちろん私が一番好きな勝海舟も当然高評価になる。

さて、みなさんのご意見はいかがでしょうか。

2 件のコメント:

  1. 僕も採点できるまでいろんな人物を知りたいです。
    今、司馬遼太郎の『翔ぶが如く』を読んでいます。

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  2. 『翔ぶがごとく』は長いぞぉ。何度も桂小五郎の病的な部分の描写がリフレインされる。新聞連載の名残。(笑)

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