2011年5月18日水曜日

関空と伊丹の経営統合に喝

拡大して見ないとわかりません
関西国際空港と大阪空港が経営統合するらしい。昨日の衆院本会議で法案が可決・成立したらしい。一般の利用者としては、「しゃあから、どうなんねん?」(大阪弁で、「だからどうなるというのか」の意味)という感じである。私は飛行機大好き人間であるし、飛行機に乗るのも、見るのも大好きである。しかしながら、日本の航空行政はたしかに無茶苦茶である、と思う。こんなに各県に空港や路線が必要なのか?と思うのである。しかも大阪周辺には関空、大阪(伊丹)、神戸と3つもある。まるで、ニューヨークである。(ニューヨークには、超国際空港としてのJFK空港と、NYC近辺のラガーディア空港、それにイーストリバーを渡ったニュージャージー州にニューアーク空港がある。)

アメリカは広大で、しかも鉄道網(特に旅客)はあまり発達していない。フリーウェイを車で移動というのが、最もメジャーな移動手段で、遠距離なら航空機に乗れという感じだ。日本のように、新幹線はあるは、高速もあるわ、飛行機もあるでという状況ではない。だから、各航空会社がハブ空港(ユナイテッドなら、サンフランシスコ、デンバー、シカゴ・オヘア、ワシントンDCのダレスなど)をもち、地方の空港と結んでいる。私は、アメリカで何度も飛行機に乗ったが、なんか新幹線というか、特急の感覚であった。ノースウエスト航空のハブ空港であるデトロイト空港で、アホほど飛行機が駐機しているのを始めて見た時、ぶっとんだ。少し古くなるが、B747のような馬鹿でかい飛行機から、定員が20人ほどの小型プロペラ機まで、旅客数に合わせて見事に合理的に振り分けられていた。アテンダントという、日本では特別な職業も、アメリカではそんなに人気の職業ではないようだ。

デンバーからサウスダコタのラピッド・シティへの便は、おそらく最小のプロペラの小型機だった。座席はヨコに見ると、1席の列と2席の列に分かれていた。前を見ると操縦席が見えたりする。金髪の美人がパイロットだったりして、びっくりしたのを覚えている。私は、こういうプロペラ機のフライトが大好きだ。先日乗った大阪ー秋田便も小さなプライベート・ジェットという感じだった。それで十分でないか。

新幹線と飛行機と高速道路が競合する日本のような狭い国で、いったい何やっているのかと思うのだ。関空と伊丹が経営統合したところで、何が変わるのかと思うのは、私流のアメリカから見た日本の認識なのである。

というわけで、今日の画像は、いつも私が休憩している本校そばの公園から、17:26頃撮影した、伊丹空港に着陸態勢にある、おそらくエアバスA320で、熊本からのANA526便?(あまり確かかどうか自信はない。時刻表から見るとこの便が最も近いだろうという推測である。)拡大しないと、全く見えない。(笑)休み時間などに喫煙していると、着陸態勢の飛行機がよく見えるのだが、でっかく見える時には、だいたいカメラを持っていない。(あたりまえである。)

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