2011年5月11日水曜日

柔道部と剣道部を見に行く

今日は不思議な一日だった。授業は午前中で終了した。本来なら水曜日は、午後は総合的学習の時間とLHRなのだが、2時からPTA委員会という日程が組まれていた。2時前になると、他の先生方が自分の大阪市の教職員証(出退勤をPiとするICカード)を首からぶら下げておられる。…? 本校では、PTAの会合に教員全員が出席するのだった。まあ、たしかに保護者と教員のアソシエーションなのだから当然と言えば当然だが、びっくりした。会議室でPTAの委員の方々に全員が自己紹介をして挨拶をした。さらに、専門部会に分かれて討議するのだ。私たち特別活動部の教員は、成人教育委員会という部会に出席した。今年1年の活動について、委員長の保護者から説明を受けた。この成人教育委員会が文化祭の時にPTAの喫茶店を開くらしい。なるほど、だから特別活動部がこの委員会と対応しているのだ。前任校もPTAとの関係は親密だったが、教員生活30年を超えて、PTAの委員会に出席し討議するのは、初めての経験だった。本校は極めて真面目な学校だと思ったのだった。

その後、同じ特別活動部の剣道部顧問のH先生と武道館へ向かった。武道館には、1階に柔道場、2階に剣道場がある。3年生の武道科の生徒達に、「稽古の様子を、いっぺん見に行くなぁ。」と言っていたのである。昨日、たまたま柔道部顧問で、彼らの担任でもあるW先生に、「いっぺん見に行っていいですか。」とお願いすると、「どうぞ、どうぞ。」と言うことになっていた。ちょうどPTAの委員会が行われた教室が武道館のそばだったのだ。普段は職員室から遠いし、時間に追われているので、行きたいと思いながら、なかなか行けなかった。今日こそ、見に行く絶好のチャンスであったのだ。

柔道部は、打ち込みと言うのだろうか、基礎的なトレーニングをしていた。時間が決まっていて、その間に何回も何回も同じ立ち技をかけるのだ。生徒によってかけている技が違う。背負いや払い腰や、大外刈りなど、投げる寸前まで連続してやっている。それが、無茶苦茶早いのだ。タラタラやっていると、W先生の罵声が飛ぶ。見ていて私も力が入った。教室で見ている生徒とはちょっと違う。休憩になった。みんな、汗だくである。私が約束を守って見に来たことを、一様に喜んでくれていた。柔道部、顔は怖いが、気はいい。(笑)

その後、剣道部に顔を出した。剣道部も基本的な練習をしていた。切り返しや打ち込みをずっとやっている。本校の剣道場も広い。30人ちかい部員が打ち込みをしている様はなかなか壮観である。剣道部は、面を着けているので顔がわからない。休憩になって、面をとると、3年生が嬉しそうに挨拶をしてくれた。(笑)H先生が、以前、新入生歓迎会で、私が「剣道部の突きを見て感動しました。」と言っていたことを覚えていただいていて、突きの練習をするよう指示された。うまいもんである。見事に決まる。決められる方は、かなり苦しいのではないかなあ。そんなことを考えていた。

武道科の生徒との約束を果たせて、ちょっと嬉しい。しかし、突然行くことになったので、デジカメのG12を忘れてしまった。(ずいぶん後悔している。しかたがないので、先日の野球部に続き、本校のHPから画像を借用することになった。)

ところで、武道科には、なぎなた部と弓道部の生徒もいる。次は、そっちも見に行こうと思っている。

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