2020年2月26日水曜日

三崎高校の出願数62

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令和2年度の愛媛県立高校の出願が終了した。昨年20名強という出願者数で、三崎高校は分校化の危機にさらされながら、「2019年度地域との協働による高等学校教育改革推進事業校」に指定されたおかげで、分校化が延期された。だが、出願者が少ないとまた分校化の危機が再燃するのである。
私が三崎に来た昨年10月以来でも、地域創生の活動は、これまで様々なエントリーをしてきたが、まさに全力疾走だった。同時に、教務部長のH先生が中心となって、地元の中学校訪問だけではなく、全国へ生徒募集を拡大していた。東京、名古屋、大阪での教育フェアに参加し、オープンスクール、随時の県内・県外からの見学者の来校。こちらも全力疾走だったのだ。まさに先生方の「執念」が実ったと思う。もちろん、伊方町や同窓会の資金的援助も大きい。この伊方町唯一の高校を護り、限界集落化を防ごうという地域の「執念」が、62名という志願者数になったのだと思う。

三崎高校の定員は60名である。このままでは、2人オーバーである。大阪では当たり前だが、愛媛県全体では、競争率は0.88倍とか。定員オーバーの高校は極めて少ない。ここで、面白い話を聞いた。この先、受験生は、”調整できる”ということだ。つまり倍率が高い学校を避け、出願先を変更できるというシステムだ。三崎高校から他校に出願先を変える生徒もいるかもしれないわけだ。愛媛県は私立高校が少なく、私立高校との併願はあまりないようで、このようなシステムになっているのだとか。
出願方法も、生徒が願書を持ってくる場合もあるが、中学校の先生が持ってきたり、郵送の場合も多いらしい。したがって、事務室で全て受付をするらしい。大阪のような出願会場の設定などは必要ないそうだ。ところ変われば…である。

ともかくも、めでたい。塾の生徒たちは「ローラのおかげだ」と喜んでいた。(笑)

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