2018年2月3日土曜日

パジュ・メラユを買いに行く。

民族衣装の店先で。向こうに黒とオレンジに見えるのは帽子である。
バジュ・メラユとマレーシアで呼ばれる民族衣装がある。国費生が金曜日に着てくることが多いもので、集団礼拝に着ていく服である。(普段はみんなTシャツやポロシャツ姿が多い。)首もとがきちっとしまっていてながらも、ちょっとゆったりした服で私は大好きである。若い彼らは、鮮やかな原色系のものを着ている。だいたい上から被り、首元をボタンで留める。昨年、国費生の卒業式に合わせて、私も一着手に入れた。ただし太り気味の私が着るのに適した前開きのものがあったのでそれにした。ぱっと見るとわからないのがミソである。(笑)昨年、一時帰国の時、同窓会にこれを着ていったら、意外に好評だった。息子さえ、これは欲しいと言っていたそうだ。妻が、5月に一時帰国する予定なので、息子のお土産用のバジュ・メラユを買いに、昼前からマスジット・ジャメ方面に妻と行ってきた。
マレーシア最古のモスク、マスジット・ジャメ
ずいぶんと長い前置きになったが、昨年末に来馬する予定だったT先生をここに連れてきたかったのだ。マレー系とインド系が多い街である。もちろん中華系の人々も店を出していて、なかなか活気がある屋台街でもある。T先生に見せるつもりで画像を並べたいと思う。
いよいよ屋台街に突入というところ
猫の小銭入れを売っていた。こういう変な店も多い。
飲料を売る店も多いけど、このマンゴースス(ススは牛乳の意味)が最高。
これが、マンゴースス。日差しが強く暑いけど、これを飲めば元気が出る。RM5。
食べ物を売っている店も多いけど、ここのプリンが最高に旨い。1切れがRM2。
と、いうわけで、マスジット・ジャメの屋台の北端まで行って、一気にセントラルマーケットまで南下して戻ってきた。セントラルマーケットでは、息子の奥さんにポンチョを購入。こっちは外は暑いが、コンサートや映画館は冷房が効きすぎるので、実はウールのポンチョは意外に重宝する。妻と色違いのものを2つ購入したのだった。
ちなみに画像は、すでに中華街と言っていい、セントラルマーケットの十二支のデコレーション。チャイニーズ・ニューイヤーに合わせて今年の干支である戌(犬)が正面においてあったが、あくまで犬は十二支の1つにすぎませんよ、というこの辺の演出は、マレーシアというお国柄が出ている。イスラム教では、ブタほどではないが犬はあまり好かれていない。どかーんと犬だけ置くのは、ちょっとヤバイという感じが出ていて面白い。来年は猪=中国ではブタで、もっとややこしくなるのは必定。来年のことも考えて十二支をつくってしまったのではないかと私は思った。来年もこれを使わせてもらうぞ、来年はイスラム教徒の最も嫌いなブタになるけど仕方ないのだ、ゆるしてね、というメッセージを感じたのだった。

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