2018年2月25日日曜日

旧正月の花火・特等席の悲哀Ⅱ

LOT10の赤い提灯
一昨日の金曜日は、12時くらいから夜中2時過ぎまで大花火大会が続いた。熟睡していたが夫婦共々、完全に起こされたのであった。卒業生のL君からLINEが来て、「先生、大丈夫ですか?」「起こされた。ハハハ」「たぶん、三時くらいに終わります。」「3日前ぐらいから準備しています。」と実家の写真を送ってくれた。…次にF君から「旧正月の九日になったので、福建人は普通天神様の礼拝をするのです。」と自宅の祭礼の写真を送ってくれた。「今日の花火が一番すごいと思います。」「(KLの全)チャイニーズに代わって、すみません。」(F君が謝る必要はないと思うが…。少し嬉しい。2人の心優しきOGに感謝である。)
たしかに、すごい量の花火がKLの南東を見渡せる私の特等席(住処)から次々と見えたのであった。絶対、KLの空気が悪くなったと思う。(笑)
パビリオンを望む場所にあった旧正月バージョンの飲料のディスプレイ
ところで、今日はブキッビンタンに行く用事があったので、念願のパビリオンの旧正月飾り付けの写真を撮ってきた。LOT10は赤い提灯だけしか残っていなかった。ミッドバレーの飾り付けも以前撮ったので、少しエントリーしておこうと思う。やはり今年は、極力干支の戌を押さえてある。
パビリオンの装飾は毎回豪華だ。
アラブ系の女性が中国の偶像の横で子どもを写していた。(笑)
こちらはミッドバレーのメガモール
マレーシアの面白さは、やはりマレー系も中華系もインド系も、それぞれ適度な間隔をもちながら共生していることだと思う。それぞれ自分の宗教に誇りを持っていて信仰は厚いと思うが、一般的に他の宗教には寛容である。マレー系もこの旧正月・大花火大会をうるさいと思っているだろうが、中華系もまたアザーンをうるさいと思っているに違いない。だがお互いに寛容なわけで、絶対に批判しない。インド系も同様である。多文化共生が100%うまくいっているとは言えないと思うが、今の世界を見るとき、こんな国はめったにない、と思うのだ。と、同時にインドネシアやネパール、バングラディシュやミャンマー、フィリピンなどの在馬外国人労働者の目にはどう映っているのだろうか。そんなことを考えてしまう。

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