2016年7月2日土曜日

「まんが パレスチナ問題」を読む。

先日、日本人会にあるパソコンを修理してくれる和風堂に寄った。ここには古本も置いてあって、意外な本が格安で置いてあったりする。そもそもは、KL近郊の見所を書いた本はないかと、探しにいった(6月26日付ブログ:「クラン港へKTMで行ってみた」参照)のだが、いざ支払いをしようとすると、華人のおばさんが、早口の英語で私に何か言ってくる。「?」何度も聞き直したのだけれどわからない。結局、おばさんは、ある日本語の但し書きを指さした。RM20分買うと4%引きになってお得だという話だったのだ。…なるほど。

と、いうわけで何冊かプラスして無理やりRM20にして、RM16払ったのだった。その中の1冊が今日の書評に出てくる講談社現代新書1769「まんが パレスチナ問題(山井教雄著/2005年1月発行)」である。実は、私の古本にはカバーがない。WEBで初めて、本来の姿を拝見した次第。

この本、パレスチナ問題を漫画にしたわけではない、どちらかというと,イラスト満載のマルクスやフロイドなどのFOR BEGINNERSシリーズに近い。カバーの帯にあるように「日本一わかりやすい」というのは、さすがに眉唾ものだけれど、今までの知識に上積みするような話は沢山あったし、興味のある高校生にはオススメの1冊である。ただし、この1冊でわかったような気になってはいけないと思うのである。パレスチナ問題は複雑でそう簡単に理解できる代物ではない。いろんな本を読んで、様々な違う角度から見て欲しいと思うのだ。ちなみにWEBで見たら、続編があるらしい。著者が当然書ききれてない部分もあるだろうと思う。

この本は、ニッシムというユダヤ人少年とアリというパレスチナ人の少年、さらにエレサレムの由緒ある野良猫が案内役を務める。当然立場の相違もそこに表現されるわけだ。猫は中間的な立場で語っている。実際、エレサレムの聖墳墓教会のそばにはたくさんの野良猫がいた。で、私などはそういう理由で妙にリアル感があったりするのだった。

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