2016年7月4日月曜日

IBTの話(14) スクールホリデー

IBTは、今週がスクールホリデーである。要するに1週間休みである。奇数月に1回こういう休みが組まれている。日本のようなドドーンとした夏休みはない。毎日が夏であるから分割して休むという仕組みだ。毎回日本に帰るわけにもいかないので、今回は居残りで仕事をしている。

今日のメインの仕事は、定期試験の社会科の成績会議と、それにまつわる資料作り、会議後の入力であるが、来週から金曜日の放課後、1時間程度補習することになったので、その教材も作り始めた。いや、作り始めたというのは正しくない。これまで編んできた「高校生のためのアフリカ経済学テキスト」を、留学生のための…に変えて、ひたすらルビを振りつつ校正していたのだ。これが案外楽しくも目が疲れる作業なのである。(笑)

補習だから、EJU対策をするべきだが、それは正規の授業でしっかりとやるつもりである。どうしようかな、と思っていたのだが、ふと開発経済学を本気で教えようと思ったのだ。たとえば、昔々、ドイツ語を学んだ時、英語の方がはるかに簡単なのではないか、と思った感覚があった。(実際は両方とも全くモノにはならなかったが…。)この感覚を大事にしたいと思ったのだ。開発経済学を学び、基礎的な社会科学から一歩先んじることができれば、ドイツ語と英語のような感覚を得ることができるのではないか。そんな理屈である。

先日、ふと、IBTの母体である帝京大学のことを調べていた。帝京大学のことは、ラグビーが強いこと、医学部があることくらいしか正直なところ知らなかった。建学の精神を読んでいて、実は私の教育理念とよく似ていることを発見した。ちょっと嬉しかったのである。実践を通して論理的思考を身に付ける「実学」、異文化理解の学習・体験で身に付ける「国際性」、幅広く学ぶ「開放性」…。IBTの総合科目の補習として、私が開発経済学を講じても、母体の建学の精神に十分沿っている。多少難しいコトも教えて、それがEJUやその後の大学での学びに活かされるのではないか、と思った次第。

教え子諸君には、私がほくそ笑みながら難しい漢字にルビをふっている姿が容易に想像できると思います。
…マレーシアで、地球市民、育成させていただきます。

そうそう、ベッケンバウワーです。昼休み、またまたメイバンクに行きました。クレジットカードが出来たので取りに来て下されという連絡がきたので行ってきました。びっくりしたのは、カードが2枚渡されたこと。VISAとアメリカン・エキスプレスの2種類。(今日の画像は、VISAがマスターになっていますがデザインはこれです。)これまた、ホワイ?マレーシアン・ピーポー?全くの想定外のハナシでした。それにしてもアメックスのカード。…恐れ多いと思ってしまうのでした。

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