2016年5月25日水曜日

南国の帰宅バス、2日連続の災難

このところ、私の一番好きな数字は650である。この数字をミッドバレーのバス停手前で発見すると、大きな喜びが込み上げる。(笑)ところが最近、道が混んでいて待たされることが多いのである。

昨日は、そんな中でも衝撃的な災難が襲った。かなり待たされた挙句、ついに650の電光文字を見た。どどどっと、バスに走ったが、なんと、すでに超満員。結局乗れなかったのだ。こういう経験は初めてである。

朝、毎日同じバスに乗り合わせるインド人のおじさんがいて、(彼もミッドバレーで降りる。)「あ~あ。」とお互いを慰めあったのだった。(笑)

次のバスに乗って住処に戻った。えらい長いあいだ待たされたわけだが、私は意外にその時間を楽しんだ。中田考・橋爪大三郎の「クルアーンを読む」(太田出版/昨年12月17日発行)を、ずっと読んでいたからだ。
住処のCAFEもお客さんが多くて長い間待ったけれど、平気だった。いい本があると、ストレスは生まれない。日本にいると、ついつい少しの時間のロスなどでイライラするけれど、ここは、マレーシア。時間の流れ方が日本とは違うのだ、という諦観が必要だと考えている。

今日は今日でまた災難。住処を通り過ぎて、ぐるっと回ってフードコートまで乗ったのだけれど、あと少しというところで大停滞。学校の行事か何からしい。迎えの車が道を塞いでいるのだった。運転手は、気合をいれてクラクションを鳴らす。気迫で車を次々と追い払っていく。日本だったら、警察に連絡する人がきっといると思うようなシチェーション。それを、我が運転手は、不退転のクラクション1つで突き進んだのだった。10分以上時間のロスをしたと思うけど、これもまたマレーシアの実相のひとつを見せてもらったと思っている。善意に見れば、集まった車もまさか、こんなことになるとは思って見なかったのだろうと思う。まあ、人生イロイロ・島倉千代子である。

しかし、このバスで遠回りしたおかげで、住処への帰り道に、飲茶を売っている車の屋台を発見した。いつもの絶品のお粥を食べたあと、住処に戻って豚まんをいただいた。RM1.7。ホント美味しい。遠回りして10分時間ロスしたことを十分払拭するだけの味であった。ほんと、人生イロイロ・島倉千代子である。なんのこっちゃ。(笑)

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