2015年2月18日水曜日

朝日 シオラレオネに陸自派遣?

シオラレオネのエボラとの闘いは続く
国境なき医師団HPより
このところ、ドミニク・モイジ氏の言うように世界の感情的な外交・軍事が顕著である(2月16日付ブログ参照)。ヨルダンの空爆再開、エジプトのリビアのイスラム国下部組織への空爆。韓国の反日的な外交。昨日の従軍慰安婦に関する出版の裁判など、さすがにいかがなものかと思わずにはおれない。感情的な動きが、今世界を覆っているようで不安が募るのだ。日本でも、集団的自衛権の件でも、ますます感情的に、自らの言葉に酔ってエスカレートしていっているような気がする。

そんな中、朝日新聞のWEBニュースで、防衛省が、陸上自衛隊の輸送部隊を現地に派遣する検討に入ったらしい。シオラレオネでは、医師や看護師を輸送する能力が低いがゆえに、路上に患者が放置されたりして、エボラ出血熱の拡大がなかなか止まらない。そこで、海自の輸送艦と補給艦を海上基地として、これらのミッションを行うという計画だ。なかなかすばらしいミッションではないかと私は思う。すでに日本は防護服などを送っているが、現地で今必要なのは、効率的に動ける車両部隊である。

シエラレオネの旧宗主国イギリスが、軍の輸送部隊を派遣していらしいが、不在の時が想定されるので各国に要請を出していたらしい。それをもとに防衛省は計画を練ったらしいが、それでも防衛省の判断は、「人間の安全保障」という観点から極めて有効なミッションだ。そもそも英国ケンブリッジ大出身のアマルティア・セン氏と緒方貞子氏がこの「人間の安全保障」という概念を生み出したのだ。自衛隊の”積極的”平和貢献は、こういうところでこそ活かしてもらいたいものだ。

ところが、官邸は消極的らしい。このミッションが実行されるかどうかはわからないという。国益だけを考えている近視眼の今の政府に、果たしてこういう自衛隊の貢献を決断できるだろうか。注視していきたい。

http://digital.asahi.com/articles/ASH2L0PVJH2KUTFK01G.html?_requesturl=articles/ASH2L0PVJH2KUTFK01G.html&iref=comkiji_txt_end_s_kjid_ASH2L0PVJH2KUTFK01G

追記 残念ながら、政府は派遣を断念したとのこと。海上輸送に50日かかるとか、政府部内の手続きがかかるとか、いろいろと理由があるそうだ。積極的平和主義とは、まさにこういう人道支援こそ重要だと思うのだが…。

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