2011年3月19日土曜日

秋田出張報告 その1

秋田空港にて CRJ
先ほど、秋田より帰阪しました。今日は、概要だけ記しておこうと思います。この出張のきっかけは、秋田市立秋田商業高校という学校が、アフリカスタディツアーを行い、高校生を4人ウガンダへ送ったという本を私が見つけたことが始まりです。(1月29日付ブログ参照)夢想を現実に変えたパワーの源を、同じ国際理解教育、ESDを実践する者として、どうしても知りたかったのです。秋田商業高校も私の受け入れを決めていただき、こちらの出張の事務手続きも終え、転勤の可能性があることもよくわかっていた上で、さあ!という時、大震災が起こったのです。秋田県は、東北の中で唯一被災らしい被災をせず、秋田商業高校も問題ないとのことでしたので、行ってきました。

昨日の早朝自宅を出て、伊丹空港からJALの小さなCRJというまるで、プライベートジェットのような機材でした。リムジンバスで秋田市内へと入り、路線バスで秋田大学の鉱業博物館を見学にいきました。また路線バスで戻り、昼食を取るつもりでしたが、レストランも閉店していたり、Mrドーナツも休みだったり、最終的に、コンビニも覗きましたが、サンドイッチやおにぎり類はまったく棚になく、コーヒーで済ます羽目になりました。そしてまた路線バスで、秋田商業高校へ。O先生、K先生と懇談した後、国際理解教育の中心となる教室を見学、その後O先生の自家用車で移動し、国際協力のNGOをやっておられるカフェでさらに懇談、一度ホテルに送っていただき、再度路線バスでO先生と、若いO先生(イニシャルが同じなのでややこしくなりますが…)が待っていただいていた国際協力関係者の集う居酒屋へ行きました。4時間余り、至福の時を過ごし、タクシーでホテルへ。翌日、近くのホテルにわざわざ宿泊していただいたO先生が迎えに来ていただき、秋田県立国際教養大学へ。あいにく今日から春休みで閑散としていましたが、図書館を見ることができました。感動的でした。さらに空港まで送っていただき、帰阪したのでした。O先生には、本当に何から何までお世話になりました。
国際教養大学の図書館/是非拡大してみてください

この2日間の国際理解教育に関連する話は、明日以降に整理して書きたいと思います。

秋田について、まず東から、東南の方向に向いて黙祷してきました。雪が降る中、高齢者の方々がバスを我慢強く待っておられます。これが、東北なのだと思いました。身を切るような寒さにじっと耐えてきた凄味を感じます。若い人も、高齢者には当たり前にやさしい。秋田商業高校への路線バスでのことです。女子高校生が、空席の横に立っています。優先座席なのです。それ以外の席が開くと座りました。本当に自然に。最初から高齢者のための席には座らない。大阪では、考えられないことです。私は感激しました。東北の被災者の皆さんの感動的な耐え忍ぶ姿がだぶりました。
秋田駅西口で路線バスを待つ

バスも、停車したらエンジンが止まります。運転もやさしい。秋田では、今ガソリンの販売が規制されていて、すごい数の車がガソリンスタンドを目指して並んでいました。国際教養大学への道で1キロ以上も繋がる車を見ました。O先生は、そんな中で私を送迎していただいたのです。本当に感謝しています。私もできるだけ路線バスで移動しました。ホテルでも節電に最大限気をつけました。今朝、秋田でもぐらっときました。直後に緊急地震速報がTVで流れましたが、幸いその1回だけでした。11階建てのホテルの部屋でのことでしたが、正直かなりビビりました。一瞬、どうしようかと思いました。被災者の皆さんなら、なおさらだと思います。
大震災については、OBのLily君の最新ブログに、私のブログを見ていただいた方には必ず見てほしいと思える画像があります。
http://lily-international-cooperation.blogspot.com/
彼の震災への意見とともに是非見ていただきたいと思います。

追記:一昨日のブログへの秋田のホテルからのコメント、ボロボロで申し訳なく思います。哲平さんの名前を鉄平と書いています。文章もおかしい。申し訳ありません。

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