2011年3月25日金曜日

新潮新書のアフリカ本を読む

1日中片付けをしていた。足がパンパンである。(笑)5時過ぎにようやくメドがたった。4月5日に弟分のU先生がH高校まで運んでくれる手はずになっている。ありがたい。私の愛車ポロでは、何度往復しなければならないかわからない。
さて、今日は久しぶりにアフリカの本の話を書きたい。先日小川さやか氏の本が高すぎて買えなかったことを書いた。その代わりと言っては変だが、NHKスペシャル取材班の『アフリカ 資本主義最後のフロンティア』(新潮新書)を紀伊国屋書店で買ったのだった。以前、このブログで書いてきたたNHKスペシャル「アフリカン・ドリーム」3回分(4月6日・5月2日・6月6日のブログ参照)での取材を中心に、それ以外の話も載っていて、非常に面白かった。TVを見ていない方にもお勧めである。(2月20日付発行)

第1章 携帯電話を駆使するマサイ族ーケニア・ウガンダ
第2章 「悲劇の国」が「奇跡の国」にールワンダ
第3章 中国企業アフリカ進出最前線ーエチオピア・ザンビア
第4章 地下資源はアフリカを幸福にするのかータンザニア・ボツワナ
第5章 経済が破綻した国の日常ージンバブエ
第6章 「格差」を経済成長のドライブにする国ー南アフリカ

それぞれ面白いのだが、第1章は、TVではあまりふれられていない。ITマサイの話や、ビクトリア湖のナイルパーチの話が面白い。第2章は、TVで放送された内容とかなりだぶっているのだが、カガメ大統領の権力掌握の詳細な過程などTVで紹介されていない話も出てくる。第5章のジンバブエの話もTVで紹介されていなかったハイパーインフレの実情やワニの養殖の話なども興味深い。

さすがに今日は肉体的に疲れた。今日はこれくらいでご勘弁願おうと思う。

2 件のコメント:

  1. アフリカというと、問題やまずみなイメージですけど、ポジティブそうな内容でいいですね!私も昨日、ポジティブそうな内容の本をアマゾンで発注しました。フランス語でLe Temps de l'Afrique(Jean-Michel Severino著)。直訳したら、「アフリカ時代」とか「アフリカの時代」でしょうか。日本語訳が出ているかはわからないのですが、2010年に出版された比較的新しいものです。ちなみにこれは、世界銀行の人が書いた本で、今週頭に、これまた元世銀で30年働いていたOlivier Lafourcade先生が大学院で授業した際に、お勧めしていた本です。アマゾンでの評価もよし。今年仲いい友達の中にブルンジ人の女の子とコンゴ(民)人の男の子がいるんですが、2人ともとてもすばらしい。TUJIさんのブログにもたまにアフリカのお知り合いが出てきますが、優秀そうですよね。そんな仲間達と、アフリカ盛り上げていきたいですね^_^

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  2. bambinaさん、コメントありがとうございます。先ほどJICA大阪国際センターの二泊三日の高校生スプリングセミナーから、学校経由で帰宅しました。
    また書くと思いますが、エリトリアの方と会いました。大阪大学に通う院生でした。いっしょにいた本校の生徒はどこなのかわかりませんでした。(笑)今は内戦(彼は独立戦争と言っていた)から立ち直ったようです。たしかに日本で会うのは、かなりレアな国です。またルワンダ人にカガメ大統領の話をして盛り上がりました。ところでこの本、日本版が出ていたら是非とも読んでみたいですねえ。

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