2024年1月12日金曜日

ONE PIECE考 宗教学的考察

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ワンピースの世界を宗教学的に考察してみたい。宗教的なエピソードはあまりないが、十字架の存在は目立つ。最強の剣士・ミホークの「夜」は十字架の形状だし、ゾロとの最初の対決で使った小刀も十字架の形状。しかも胸に十字架をかけている。バーソロミュー・くまは、バイブルを持ち、一時期教会の牧師をしていたというエピソードもある。視覚的には、(牧師という名称もあって)プロテスタント教会であるようだ。とはいえ、くまは、太陽の神・ニカを信じていたようだが…。

ワノ国では、仏教的な(タイなどで有名な)灯籠を飛ばす行事が見られるし、破戒僧海賊団のウルージは、イメージとしてインドのカルト集団的な存在である。ワンピースの世界は、決してキリスト教的統一世界ではない。

これらは、物語的には大きな意味はないように思っていたのだが、昨日あるYou Tubeの考察チャンネルで、くまが非道な五老星に対して事実上の娘であるボニーを助けるために爆死し、彼の死によって残された悪魔の実(ニキュニキュの実)がウソップに引き継がれ、その肉球の能力で「復活」するのではないか、というのがあった。うーん、かなり高度な考察である。実際にどうなるかは分からないが、もし「復活」となれば、ゴッドと呼ばれたウソップの本領発揮、バーソロミュー・くまはイエス的な存在になる。くまの悲惨な過去をあれだけ描いたのだからあり得る考察だと私は感心した次第。https://www.youtube.com/watch?v=75E65hrsLfw

もし、このとおりになれば、ワンピース最大の宗教的な「物語」となるだろう。ワンピースは、様々な民族の神話や伝説、民俗学を含む文化人類学的な要素が集積しているので、ありえない話ではない。

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