2024年1月15日月曜日

地元図書館で玉木俊明を借りる

京産大の玉木俊明氏の著作は、世界史における刺激的な発見が多い。今回、地元の図書館で「先生も知らない世界史」という非常に挑発的なタイトルの新書を借りてきた。

このところの共通テストで、思考力を問うというコンセプトが強くなっているということは、授業で教えない=学ぶ側も知らないことを問題化するということと言い換えることができる。たしかに、教える側が定期考査や模擬問題などを作成する場合も、教科書にない、あるいは授業ではふれていない資料を使うことになる。それだけ、教える側のさらなる研鑽が必須になってきた、ということである。

地歴にしても公民にしても、現実の世界が凄いスピードで動いており、それらの把握だけでも大変なのだが、教材研究として、地道にこういう刺激的な発見を続けていくしかないわけだ。まさに社会科教師残酷物語であるが、そういう苦悩がまたこの仕事の魅力でもあると私などは思っている。

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