2022年3月20日日曜日

真空管で聴く親愛なるQに捧ぐ

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同窓会長のN氏宅に昨夜行ってきた。私の惜別の会である。以前から何度かお誘いを受けていたのだが、初めて訪問させていただいた。

驚いたことに、N氏は同学年(昭和32年5月生まれ/私は33年3月)であった。三崎高校時代はブラックリストに載っていたそうだ。それは、ギターをやっていたからだという。国道197号線などなく、八幡浜から船でPAを運んでコンサートをやっていたらしい。凄い。広島の大学に行ったのは、表向き家業を継ぐためだが、実は「広島フォーク村」に出入りするためで、専門の電気関係の資格は一切取らず、普通免許だけだったとか。そんなN氏から出た名前が、加川良。真空管のアンプに年代物のスピーカーで、「親愛なるQに捧ぐ」のLPをかけていただいた。偶成。こがらしえれじい。夕焼けトンボ。靴紐むすんで。鎮静剤。こもりうた。そして下宿屋…。

さすがに大阪ではギターを弾いていてブラックリストにのることはなかったが、同世代故に音楽の趣味は完全に一致である。何年経とうとも歌詞を覚えている自分に驚いた。

三崎の最後に素晴らしい時間を過ごさせていただいた。心から感謝である。ちょっとエビスビールを飲みすぎた。

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