2019年10月8日火曜日

地域おこし協力隊の初仕事

移住ツアーの説明会の後、ちょっと夕日と風車を撮ってみた
地域経済学を、2人の生徒に毎日講じているが、過疎化の解決策として移住を推進するという方策がある。伊方町もそれを推進していて、今日からのお祭りに合わせて移住ツアーをするらしい。私も地域おこし協力隊の一員であるので、移住を考えている人たちに少し話をして欲しいというメールが町役場から来た。というわけで、H先生とツアーの方々が集まる場所へ向かった。

面白かったのは最初に行われた学芸員のTさんの伊方町の紹介である。佐田岬半島は、九州と四国を結ぶ最短ルートであるが、人間だけでなく、渡り鳥も利用するそうで、渡り(鳥)街道との別名もあるらしい。それだけいろんな鳥を見ることができるとのこと。私はバードウォッチャーではないけれど、変わった鳴き声を聞くと空を見上げてしまう。思わず伊方町に、いいね!をあげたくなる話だった。また、世界トップクラスの海釜(かいふ)が佐田岬と佐賀関の間の豊予海峡にあるそうだ。深度は400mもあるらしい。その海釜のおかげで、海流の流れが速く、また水温も低くなり良い漁場(関サバ・関アジで有名)になっているというわけだ。
http://www.pipi.jp/~exa/kodai/kaimei/kaimen.html
先日妻と食事に行った亀が池温泉の池はラグーン(潟湖)だということ、佐田岬半島の最も狭い地域(塩成堀切)に昔、運河を掘ろうとした話があったということも教えてもらった。伊方町は、なかなか面白い地域なのだ。

移住ツアーの方々に、住んで2週間、私なりの伊方町への想いを伝えさせていただいた。子育てには絶対良いと思うというのが、今の私の想いである。多少は不便だが、自然が豊かで、人が良く、地域を思う気持ちが育つと思う。今日もAO対策の講義をしていたが、故郷をなんとかしたいという志を持ち、真剣に学ぶ彼女らを見ていてそう思ったのだ。

0 件のコメント:

コメントを投稿