2017年2月23日木曜日

シーク教の謎を解き始める。

http://sikhpage.blogspot.my/2014/06/
quotes-from-sri-guru-granth-sahib-ji.html
先日、シーク教の寺院に行った時、礼拝の対象が何なのか、かなり謎だったが「シク教」(N-G、コワルシング著・高橋堯英訳/青土社)を半分近く読んでわかってきた。それは、「グル・グラント」と呼ばれる書物だった。はたきのようなものは、チョウリーと呼ばれる「払子」(仏具名では、ほっすと読むらしい。)であった。

では、この「グル・グランド」とは何か?というと、シーク教を開いた初代グルのグル=ナーシクから十代にわたってグルが継承され、第10代のゴーピンド・シングからはこの書物に相承された故であった。つまり書物がグルである、というわけだ。だから、シーク教徒はうやうやしく礼拝していたわけである。なるほど…。

まずは、その謎解きが最重要だったのであるが、「グル・グランド」の内容、すなわちシーク教の教義については、もう少し熟読してからにしたい。昔、世界史などで、シーク教はヒンドゥー教とイスラム教の融和したもので一神教である、といった説明が多かったように記憶するが、それはどうも正しくないと思う。たしかに、この2つの宗教とは大いにつながりがあるのは間違いないが、今私は、融合とか一神教という概念とは違うように感じているのであった。うーん、シーク教、なかなか興味深い。

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