2016年11月25日金曜日

京大公開講座のフライヤー'16

京大アフリカ地域研究センター設立30周年記念の公開講座のフライヤーが自宅に届いていた。「アフリカから学ぶこと」というテーマで5回行われるとのこと。

第一回は10月22日で重田眞義先生の講義だった。タイトルは「私がアフリカから学んできたこと-1978年のスーダン南部から2016年エチオピアのフィールドワークまで」うーん、残念。重田先生のファンである私としては、聞けなかったのが大変悔しい。重田先生は、センター長に復帰されているようだ。先生のお話はいつも示唆に富んでいる。おそらく、以後の先生方の講義の先陣を切って、アフリカの在来知についての深い講義をされたのだろうと思う。

第二回は11月26日の金子守恵先生の「エチオピアの女性職人から学ぶこと」
第三回は12月3日の安岡宏和先生の「カメルーンの森の民から学ぶこと」
第四回は1月21日の佐藤宏樹先生の「サルのフンから学ぶこと」
第五回は2月25日の高橋基樹先生の「貧困層の暮らしから学ぶこと」

うーん、どれも聞きたいものばかりだ。ちなみに、第二回の金子先生の土器の話は一度聞かせていただいたことがある。行く前はは興味があまりわかなかったのだが、終わった後で大いに感激したことを覚えている。第三回の安岡先生の話はピグミーの人々が多種多様な森の資源を利用しながら生活している話であるそうだ。私たちの社会はよく言えば成熟期、悪く言えば停滞期にあるといえるかもしれない、だからこそ彼ら「森の民」に学ぶべきことも多いのでは?とある。いいなあ。聞きたいなあと思う。第四回の佐藤先生の話は、マダガスカルのキツネザルのフンの話らしい。生態学の話になると思うが、森がいかに作られていくのか。興味津々。これも是非聞きたい。第五回の高橋先生のフィールドはケニア・タンザニアなどの東南部だそうだ。マクロ的なデータばかりでなく、いわゆる貧困層と言われる人々の暮らしを具体的に紹介し、共に考えたい、とフライヤーは結ばれている。うーん、これも私の専門分野故に是非とも聞きたい。

あーあ。参加が無理とわかっていながら、こういうふうに未練タラタラでエントリーするのもいかがなものか、と思うのだけれど、教え子諸君で興味のあるメンバーには、こういう場に是非とも足を運んで欲しいなあと思う次第。ご高齢の方も多く、公開講座は、アフリカの知識が少なくてもわかりやすく講義していただける。

http://jambo.africa.kyoto-u.ac.jp/contribution/kokaikoza2016.html

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