2016年9月7日水曜日

「こち亀」が終わるらしい。

http://www.j-kochikame.com/
週刊少年ジャンプ連載の「こち亀」が終わるらしい。40周年というから、気の遠くなるような長い連載である。私は「ジャンプ」の愛読者ではないが、「こち亀」が登場したころ、「山止たつひこ」のペンネームで登場したことを鮮烈に覚えている。その頃、”がきデカ”という少年チャンピオンに掲載されていた漫画が流行っていて、その作者が「山上たつひこ」なので、これをもじっていることはすぐわかった。後に山上氏の怒りを買い、今のペンネームになったと記憶している。最初はそんな二流っぽい感じだった漫画(失礼。)が40周年を迎えたわけだ。

昔(今もかもしれないが)ジャンプは、読者の人気投票があって、何週か人気が低いと連載が止められるという厳しい少年週刊誌だった。こち亀は1位をとるなどという事はめったになくて、相撲でいえば前頭5枚目くらいをずーとキープしていたような気がする。十両には落ちない(連載が止められることはない)が、そんなに強くない(ドラゴンボールやワンピースのような超人気作品ではない)というわけだ。いぶし銀の古参力士ような作品だったといえるだろう。

私が小学生の頃は、漫画といえば、少年マガジン、少年サンデー、少年キングというラインナップだった。そこに少年チャンピオンが参入してきて、少年ジャンプは、さらに新参だった。最初は永井豪の「ハレンチ学園」が人気を博して、なんとか生き延びたような記憶がある。というのも、当時の人気作家は、既存のマガジンやサンデーの連載に忙しく、ジャンプにはあまり連載をしなかったと記憶する。その代り新人作家にとっては、格好の登竜門だった。それが、今や完全に逆転し押しも押されぬNo1の少年誌になってしまったわけだ。

こち亀の発想は、意外性に富んでいる。フェラーリに乗っている中川や同じく超お金持ちの麗子など、およそ現実からぶっとんでいる。もちろん、両津自身、超人といっていい破天荒なキャラだ。私は、人情的な作品が好きだ。あるいは超マニアックな作者自身の蘊蓄が吐露されている作品、たとえばGIジョーの話とかリカちゃん人形の話とか…。昭和の匂いがプンプンするお化け煙突の話などの作品も好きである。

作者が「山止たつひこ」のペンネームのままだったら、ここまで続いていなかったと私は思う。秋本治さん、長い間ごくろうさまでした。

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