2013年7月28日日曜日

ピーター会 in 奈良

奈良である。
昨日は、久しぶりのピーター会だった。ピーター会というのは、JICAの教師派遣旅行でケニアに行った高校教師の集まりだ。ピーターという名称は、旅行時のガイドであった故ピーター・オルワ氏から取られている。今回の集まりは、先の国際理解教育学会で、N女子大付属中等学校のM先生がスタディーツアーのパネルで、ツアー後の研修の持続性に否定的な意見が出た際、「私たちはよく集まって研修してますよ。」と発言したことに始まる。たしかに、1年毎くらいに集まっている。私も関西で行われる集まりには出来るだけ出るようにしている。

昨日は、午前中、奈良でWHE(世界遺産教育)を熱心に研究・実践されているH高校のY先生をゲストに迎え、興福寺と東大寺を視察した。さすがに詳しい。興福寺は元の姿に復元しようと頑張っている。かなり年月がかかりそうだけれど…。東大寺には新しく博物館ができていた。大仏殿は何度かの再建
によって、左右がちぢんでしまったことも知った。なかなか有意義なWHE研修であったわけだ。ところで、奈良にも外国人観光客が多い。中国語や韓国語、スペイン語やフランス語も飛び交っていたんだった。

昼食は、M先生の勤務校前の食堂。ここは、過去にピーター氏が来校した際大好物のかつ丼を食したという、我がピーター会メンバーにとっては意義深い文化遺産ともいえる食堂である。当然、かつ丼を食したのだった。

午後は、研修会。JICAのシニア・ボランティアで、理数科教育を指導し、ガーナから帰国した教授の講義、なつかしのピーターのビデオ、そして少し時間が余ったので、私のアフリカSDゲームの報告と、イスラエル考現学のパワーポイントを見てもらった。

M先生の勤務校玄関・ユネスコスクールのプレートがまぶしい
平成3年のJICA研修旅行から10年。今回は石川・静岡からも含め8人が集まった。それぞれの立場で頑張っているのだった。ところで、奈良から自宅に戻る時、西大寺駅で乗り換えに迷っている人のよさそうなお父さんを中心とした外国人観光客家族と出くわした。京都の宿に戻るらしい。久しぶりに親切な日本人役が回ってきたわけだ。聞くとマレーシアの人だった。このブログの常設ページにある「地球市民の記憶」は私の備忘録の意味合いもある。見ると意外にもマレーシアの人との関わりは始めてだった。先日のサウジアラビア人に続いて、カウントが増えたのだった。100カ国まであと少し。

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