2013年7月13日土曜日

来た・見た・負けた

ガリア戦記
先日、「笑ってこらえて」というTV番組で、スタジオ・ジプリの特集をしていた。私もジプリ作品は大好きなので視聴していたのだが、番組内でフランス人によるジプリ作品のカルトクイズのコーナーがあったのだ。フランスでは、特に日本アニメのファンが多い。ありがたいことである。1回戦。ある青年の意気込みは凄かった。だが、隣の女性に早押しクイズで秒殺と言っていいほど簡単に負けてしまった。その時の彼のコメントが良かった。「来た・見た・負けた」フランス人のエスプリは健在である。私は大笑いした。

この話をあるクラスの世界史Bの授業でしたが、生徒に受けない。おいおい、君らにはこの面白さがわかるはずだぞ。この前、期末試験に出したばっかりやぞ。「来た・見た・負けた」というのは、ガリア戦記でのカエサルの言葉を最後だけ変えたもんやろが…。

何人かが微笑んだが、うーん。きびしい。教養を身につけると言うのは、知識を消化するということだと私は思う。そこまでいっていなかったか。

2 件のコメント:

  1. 元H高校のAです。
     「来た・見た・勝った」といえば、大学に合格したとき先生にお送りしたメールの件名をそれとなく「Veni vidi vici」にしたことを思い出します(笑)
     いま四苦八苦しながらラテン語をやっているので、近々ガリア戦記かウルガータを読んでみようと思っています。

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  2. コメントありがとう。この話をしたのは文Ⅱのクラスだったけど、A君のように血肉として教養にしてくれる生徒は少ないねえ。(笑)ラテン語、頑張ってな。グラマーピープルの素質あると思うから。

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