2013年7月13日土曜日

アフリカへ古着を送ろう 6

昨日の放課後、ハランベー・プロジェクトの第2回企画委員会を開催した。学期末は、成績処理を含め多忙である。16日(火)の特別講義への準備にあたって、三連休があるので、ちょっとバイスクル・ジョブ(自転車操業)であるが、日程上やむを得なかった。朝、委員の生徒が、BOXティッシュが入れられていた大きな段ボールを2つ持ってきた。聞くと、これをそのまま2人で自転車で持ってきたのだと言う。凄いぞ。特別授業の際に、古着回収BOXを全校生徒に見せてアピールするという。なるほど。隠れた努力だ。私はこういう表に見えない努力を大きく評価したい。

会議室を借りて、協議開始。事前に上がっていた、講義後の5分アピール原稿を手直しし、アピールを再構成。その後この古着回収BOXの製作とデコレーション。一度入れたら戻せないように工夫してくれた。昨年の文化祭などの残り物の材料を使って、なかなかいいものに仕上がったのだった。

ところで、これは私の大きな勘違いだったのだが、今回の古着プロジェクト、子供服が中心だったのだ。国連難民高等弁務官事務所からユニクロに、特に子供服が不足しているということで依頼があったとのこと。東京の事務所とのやりとりで再確認した。身長160cmまでの衣類ということになると、男子生徒のほとんどが自分の古着というわけにはいかなくなった。女子の多くはいけそうだ。難易度は増したが、マイナスをプラスに変えていこうと、企画委員の生徒を鼓舞したら、「当然です。いろいろな案を考えます。」とのこと。限られた時間の中で、出来る限りの努力をしたいと思う。

ところで、16日の準備を並行して進めていたのだが、彼女たちが「扇風機が欲しいですねえ。」と言いだした。何のことかと思っていたら、講義するユニクロの方がきっと暑くて大変だと言うのである。なるほど。さっそく生徒会室から扇風機を持ってきた。こういう配慮ができるようになったのが、嬉しい。去年の文化祭での「訓練」の賜物である。(企画委員には、昨年私と黒ひげと海賊船を作った生徒が多い。)そう、イベントはサバイバルゲームだ。責任感の強い者が成長する。今回もよろしく頼むね。

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