2012年4月24日火曜日

秋田商高「環境の達人講座」

秋田市RASICA本部のカフェ
昨日、今日と無理がたたったのかちょっと熱っぽかった。(と、いうわけで昨日はエントリーできなかったのである。)昼休み、近くの公園で喫煙していても、うーん、関節が痛いぞ。思わず木のベンチに横たわってみた。関節は痛いが身体をのばして気持ちいい。目を開くと真上に若葉が綺麗に茂っている。道を走る車の音。鳥の鳴き声も数種聞き分けられる。うーん。いいなあ。

先日紹介した「高校生のための地球環境問題入門」には、『環境の達人』と呼ばれるNGOの講座の話が出てくる。そこで、こんなワークショップが行われる。自分の好きな場所に座って、耳をすますのだ。シートに、聞こえてくる音のイメージを書く。風、鳥の声、人工的な音。言葉やイラストではなく、自分なりのイメージで記号化するのである。私もJICAの高校生セミナーで体験したことがある。この時は、ファシリテーターからあまり詳しい説明はなかった。今回の本の中で、その意味を知ったのだ。

『環境と言う字について、環境の「境」は「境目」。「環」は「輪」や「周り」という意味。したがって、「環境」とは、ある「境目の輪、周り」という意味になる。何の境目なのだろうか?人間の住む場所を「人間圏」と定義すると、それと自然との「境目」ということになる。つまり、環境問題とは、人間が中心の、人間の目線の話になる。』

『5分間(ワークショップで)耳を済ませた時、実は皆さんは、人間圏の内側からこの環境の境目の方つまり自然側の方に移動した。つまり我々は人間圏とその周りの自然を行き来している。環境を考える時、この感覚が非常に重要。』

うーん、なるほどと思ったのだ。で、体調の悪さもあったのだが、自分でひさしぶりにワークショップをしていたわけだ。(もちろん記号を書くシートはなかったけれど…。)人間圏から自然にアクセスしてみた。大都会大阪の中でも、様々な鳥がいて、風の音もいい。今度生徒に、このワークショップをやってみようかな。

ところでその後、保健室で体温をはかったら37.7℃もあった。ちょうど3年生でインフルエンザがはやっているとのこと。さっそくマスクを強制的に付けられた。「6時間目は授業せず、早めに帰ってくださいね。」と言われてしまった。一気に現実の人間圏にもどってしまったぞ。(笑)

追記:自宅に戻ってまた体温をはかると平熱にもどっていた。とはいえ、今日は風邪薬を飲んで早めに寝ようと思うのだ。明日はクラス写真もあるし、休めない。気合いで治す。(笑)

2 件のコメント:

  1. 「高校生のための地球環境入門」という本、環境教育という職種で来ているJOCVに紹介させていただきました。ワークショップについて、いろいろ書かれているのですか?
    風邪は予防が大切ですよ。手洗いうがいはよく言われますが、無理をしないのも立派な予防対策!

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    1. LILY君コメントありがとう。環境教育の講座内容がくわしく再現されているよ。実は今日も微熱。無理しすぎかなあ。

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