2024年8月18日日曜日

PowerPoint教材 旧教の対比

朝からPowerPoint教材を作っていた。まずは、世界価値観調査の図を4分割し、それぞれの特徴をプリントに従って解説するためのツールである。

伝統的な価値観が重視され、経済的には決して裕福とは言えないAゾーンは、やはりAA(アジア・アフリカ)諸国が多い。中でも、イスラム諸国が多く見受けられる。イスラム教の解説はまだ後なので、ここはスッと解説して終わるつもりなのだが、ブログでは、私なりに熟慮したことも記しておきたい。まずはじめに私はイスラム教徒を決して揶揄するつもりはないことを明確にしておきたい。マレーシアで3年半生活して思ったことは、六信五行の「予定」(神によって運命が定められていること)が、各個人の向上心を阻害している可能性が強いことである。かのマハティール元首相は、その点を鑑み、ルック・イースト政策を取り、日本に多くの留学生を送った。しかしながら、なかなかうまくいっていない。もちろん、エリートである留学生は勤勉さを始めとした日本の良さを実感・また実践しているが、直接知らない一般のマレー人は、その勤勉さを理解できないようだ。PBTのマレー人学生たちは、日本語学習の成果で半分日本人的だったし、それ以上に留学候補生の試験を突破したエリートである。PBT出身で国立K工業大学に学び、日本企業に務めた後、母国に帰ってきたOBは、その実践の難しさを吐露してくれた。日本人企業家も、一応にマレー人の人柄は良いのに、すぐ休む、すぐ辞める姿勢に閉口していた。南国の気風もあるだろうが、神に運命を定められているので、努力する必要を認めないという姿勢があることは事実である。これでは、なかなか国の経済力は発展しがたい。しかし、私は勤勉が善である、正義であるとは思わない。アフリカでも、マレーシアでも、はたまたアメリカでも、人間の幸福とは何であるかという問いかけをされた経験を持っている。きっと答えなどないと思うのだ。

カトリックとオーソドックス(正教会)の対比のPowerPoint教材は、カトリックの学校に学ぶ生徒たち故に、オーソドックスとの違いを中心に作ってみた。内容は、前述(8月6日付ブログ参照)のプリントの対比表に準拠してある。宗教科はカトリックの教義というより、福音書の内容を中心に教えておられるそうで、三位一体論は高校生に難しすぎると言っておられた。たしかに、「聖霊」という概念は、特にわかりにくい。ブディストである私もそう思う。その辺はうまくかわしながら、違いを説いていこうと思う。さてさて反応は如何に…。

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